06611 知識・言語と情報社会 (システムと制御)
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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1〜4 |
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高見 勲 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | |
授業概要 | 天体・気象などの自然システムから経済などの人為システムまで、あらゆるシステムは絶えず変化している。時間とともに状態が変化するシステムを動的システム(ダイナミカルシステム)と呼ぶ。動的システムの捉え方を分かりやすく解説する。さらに動的システムを希望の状態に移し、保つための制御方法について、その基本的な考え方と手法を、車やロボット、エアコンなど具体例を挙げて解説する。また、制御の知能化についても解説する。 |
学修目標 | 1. 実社会での現象を動的システムとして捉えることができることを知っている。 2. 実社会の多くのシステムに制御が適用されていることを知っている。 3. 制御の基本的な構造を理解している。 |
授業計画 | 第1週 :システムと制御概論・・・世の中の現象を動的システムとして捉える必要性、動的システムを希望の状態にもっていく制御の基本的な考え方を紹介する。 第2〜5週:動的システム・・・生態システム(肉食動物と草食動物の捕食関係)、社会システム(環境、経済、人口問題)、工学システム(橋梁、航空機)における動的システムの具体的事例について述べ、モデル化の方法と解析結果を紹介する。カオスや周期運動などにも言及する。 第6〜11週:制御システム・・・制御システムの発展過程と現状のレベルを示し、車やエアコンなど身の回りにあるシステムや発電所などの社会基盤システムの制御の具体的事例を紹介する。 第12〜14週:学習と進化・・・人間や生物が持つ学習機能と進化メカニズム(ニューラルネットワーク、遺伝的アルゴリズム、蟻コロニー、粒子群最適化)を紹介し、ロボット制御などへの適用を紹介する。 第15週 :定期試験 |
授業時間外の学習(準備学習など) | インターネットにて動的システム制御及び進化に関する事項を調べる。 |
評価方法 | レポート(100%)で評価する。 |
テキスト | プリント配布 |
その他 | 高等学校卒業程度の数学の知識を必要とする。 この科目は、次のJABEE対応コース「情報技術専修コース」の学習・教育目標に対応する(小項目:A-3)。 |