南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
林  順子
他の科目との関連
履修対象学科
副題
授業概要  価値観が多様化している昨今、自己を見直すきっかけとするべく「武士道」などの昔の日本人の生き方が注目を集めている。確かに、我々のいる社会は過去の延長線上にあり、そこに生きる我々の考え方も意識的にせよ無意識的にせよ、過去の影響を受けている。しかし、当時の社会情勢を知らない現代の我々には理解しがたい、あるいは誤解していることも多い。特に時代劇でなじみの深い江戸時代については誤解が多いようである。武士、町人、百姓らは、「ほぼ」固定化されたそれぞれの身分の社会で自己をどのように捉えて、何を目的に毎日をおくっていたのだろうか。本講義では、およそ17〜19世紀の江戸時代の人々の生き方を紹介する。
学修目標 江戸時代の人々の生き方や考え方を通して、現代の社会と自分の生き方を見直す。
授業計画 第1回 ガイダンス
第2回 「武士道」を考える(1):武士の行動規範
第3回 「武士道」を考える(2):幕府の求める武士像
第4回 武士の出世(1):「家」と「役職」の決まり方
第5回 武士の出世(2):武家社会における「終身雇用」「年功序列」「能力制」
第6回 百姓の「村」と「家」(1):開発と「家」の増加(自然との共存)
第7回 百姓の「村」と「家」(2):江戸時代後期の「村」と「家」の協調と不協和
第8回 江戸時代の子どもたち(1):子どもの誕生と親の期待
第9回 江戸時代の子どもたち(2):寺子屋教育
第10回 江戸時代の若者たち(1):村の若者
第11回 江戸時代の若者たち(2):商家の若者
第12回 江戸時代の大人たち:相続と隠居、介護
第13回 江戸時代の女性:結婚と離婚
第14回 (予備)
授業時間外の学習(準備学習など) 毎回、プリントに次回講義で使用する資料をのせて配布するので、目を通しておくこと。
評価方法 定期試験の結果をで評価する。
テキスト 毎回の講義で、資料と参考文献を載せたプリントを配布する。
その他 パワーポイントを使用して講義を進める。