11476 総合政策論III(総合政策原論)
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選必 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜 |
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上野 宏 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | 近年多くの国の市民の間で、公共行政における“政策”というものの重要性が認識されるようになってきた。何故なら、政策こそが、その分野の最も重要な問題を指摘し、それを解決するための目的・目標を提示し、その解決策を示し、その実施方法を決定しているからである。現在まで、政策は、行政官僚によりお家芸的に家内工業的かつかなり秘密裏に作られ、議会政治家によって政治的駆け引きの産物として決定されてきた。そこでは、科学的合理性も、政策情報の公開も希薄であった。更に、政策の重要性の認識が進むにつれ、既存の政策の有効性と効率性に疑問が呈せられるようになってきた。政策を、科学的に合理的なものとして作成・決定し、その有効性・効率性を確保し、政策情報を市民に公開し、最適な政策を作り、成果を上げるにはどうしたら良いのであろうか?総合政策学は、これに答えようとする。この授業はその全体概要を提供する。 |
学修目標 | 以下を理解することを学習目標とする:総合政策学は、実践のための学問をめざすがゆえに、政策工学である。政策工学とは「問題発見・問題解決」を目的としてそのための知識・方法を蓄積する学問である;政策工学は以下の5ステージの政策プロセスを扱う社会工学である:(A)問題の発見とその性質の分析、(B)問題を解決する対応政策の立案、(C)政策の実験、(D)政策の実施、(E)その成果による評価。“政策”はこれら5ステージを段階を追って進むことによって、ある特定の問題発見・問題解決を達成する。各ステージは1・2・3の3ステップに分かれている。この政策プロセスを学習する。次に、各ステージとステップの内容と方法を理解してもらう。 |
授業計画 | 1.イントロダクション 第1章:政策とは何か? 2.第2章1〜3節:戦略と政策プロセス 3.第2章4〜8節:パラレル型政策プロセス 第3章:アジェンダ設定 4.第4章:ステージAとステップA1 5.第4章3節:ステップA2 6.第4章4節:ステップA3 7.第5章1〜3節:ステージBとステップB1 8.第5章4〜6節:ステップB2 9.第5章7節:ステップB3 10.第6章:ステージCとステップC1〜C3 11.第7章:ステージDとステップD1〜D3 12.第8章1〜2節:ステージEとステップE1 13.第8章3〜5節:ステップE2〜E3 14.第9章:フィードバックと予算への入力 15.定期試験 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 前の週に、次回の講義ノートを配布するので、基本的に90分を使い、講義ノートを読み、予習してくること。次回の講義ノートの配布がなかった場合には、その週のクラスの復習をし、自分の講義メモを完成すること。 |
評価方法 | 定期試験で評価する(100%)。 |
テキスト | 適宜、講議ノートを配布する。加えて、 テキスト:宮川公男、2002『政策科学入門第2版』東洋経済新報社。 |
その他 | 現時点で、上記のように計画しているが、少々盛りだくさんに計画しすぎている観がある。したがって、実際にはじめてみるとトピックを減らさざるを得なくなるかもしれない。それらの変更は適宜アナウンスする。 |