11533 アジア政治論
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜 |
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野口 博史 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | 20世紀における東・東南アジア諸国の主要な政治的事件を検討しながら、アジア政治の特質を明らかにする。まず、議会と比較して官僚制が卓越するアジア政治の特徴を説明し、次に各事件の原因・過程、そして事件を主導した組織の特徴と結果を概説し、各事件における主導者の意図と結果を比較する。最後にこれら各事例を比較検討することによって社会環境と政策との相互作用を考察する。 |
学修目標 | 20世紀アジア政治における主要事件の原因・過程を理解し、社会科学的方法論に基づいて政治組織・社会の動態を理解する。これを通じて、現代アジアのかかえる主要政治問題を理論的に検討する方法を習得する。 |
授業計画 | 第1週 講義の説明と序論 第2週 問題の背景−アジアとアジア政治 第3週 アジア20世紀政治史 第4週 アジア政治変動の構造的要因−日本における明治憲法体制 第5週 統治機構が主導した政治変動1−「日本ファシズム」(1921−38年) 第6週 統治機構が主導した政治変動2−中国における「文化大革命」(1966−76年) 第7週 事例3−タイにおける諸政変(1948−71年) 第8週 事例4−ベトナム戦争(1959−75年) 第9週 事例5−カンボジア内戦とポルポト政権(1970−78年) 第10週 事例6−タイにおける2つの民主化運動(1973、92年) 第11週 事例7−ベトナムにおける農民暴動(1997年) 第12週 アジアにおける無差別テロ(1995−2006年) 第13週 事例の比較と一般化 第14週 まとめ・質疑応答・討論 第15週 定期試験 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 第3回講義において指定の参考図書を読んでおくこと。 |
評価方法 | 定期試験100%で評価を行う。 |
テキスト | なし。 |
その他 | 講義要旨と参考文献は毎週の講義で配布する。 |