南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3〜
担当者
松倉 耕作
他の科目との関連 現代家族と法、民法
他学科履修
副題
授業概要 1 ドイツ、スイス、オーストリアなどの法制及び法文化の違いを論じる。扱う内容としては、スイス民法を軸にすえ、他の3国と比較しながら進める。扱う項目としては、立法過程の違い、特定項目を例にとり各国での扱いの違いを比べることを講義する。特定の項目の例としては、たとえば、妻の地位の違い、離婚の領域での違いを通じて、背景にある文化の違いを考察することを目指す。

2 PCを用いて、アジア法、欧米法へアクセスする(3時間を予定)。
・・翻訳ソフトを用いるので、外国語の知識は必要ない。 

3 文献の探しかた、PCを用いて、国会図書館やWeb Cat などにアクセスして、文献を探し出すことを実習します。ここで学習した内容は、一生役立つでしょう。
学修目標 とくに下記の3点に重点をおいて講議します。
(1)日本の民法の母法であるヨーロッパ法の進化と展開。
(2)わが法が学ぶべき制度の内容。
(3)わが国に取り入れるさいに、留意すべき点。
授業計画  とくに親子関係(嫡出制度や非嫡出子)の比較に8時間、PCを用いた外国法へのアクセスを5時間程度行う予定です。最後の項目の授業では、「アジアの法律」、「ヨーロッパの法律」、「英米の法律」などにつき、法律の見つけ方、法律書を入手する方法などについても触れる予定です。

(1)〜(3) イントロ、文献の探し方の実習。
(4)〜(10) 親子関係について、とくにスイスと比較します。
    最近話題の人工受精や体外受精(向井あき事件)などの親子法にも触れます。
⑪   新聞の検索方法。
⑫〜⑭ 比較の方法、比較のあるべき姿、PCを用いた外国法へのアクセスなど。
⑮   総括。
授業時間外の学習(準備学習など) 講義後に疑問に感じた事柄について、質問事項を次回の講義の終了時にでも、尋ねてくれることを期待しています。
評価方法 試験(60%)、平常点(10%)、小テスト(30%)。
テキスト (1)随時、プリントを配布します。
(2)松倉耕作『オーストリア親子法』2003年、嵯峨野書院。
その他