南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3〜
担当者
藤本 潔
他の科目との関連 生命と環境(地球環境のゆくえ)
他学科履修
副題
授業概要 地球環境を構成する自然要素についての概説を行い、現在の地球環境が形成されてきた歴史について考察する。特に第四紀における気候変動、海水準変動、およびそれらに伴う地形変化について講義を行い、現在人間生活が営まれている地表面はいかにして造られ、維持されているのかについて考察する。さらに、完新世以降活発化した人間活動が自然環境に与えた影響についても解説し、人間活動が地球環境に与える影響やそれに伴う自然災害の危険性についても考察する。
学修目標 地球環境の仕組みと変動メカニズムを理解することで、人間活動が活発化した現代の地球環境および地域環境がいかに危険な状態であるかを正しく認識する。
授業計画 1.地球環境問題の現状と課題
2.地球環境を構成する自然要素 
3.変動する地球環境(1)第四紀更新世の気候変動
4.変動する地球環境(2)最終氷期最盛期以降の気候変動
5.変動する地球環境(3)第四紀の海水準変動
6.気候変動と地形形成
7.海水準変動と地形形成
8.気候変動と人類(1)
9.気候変動と人類(2)
10.臨海沖積低地の成り立ち
11.沖積低地の環境変化と人間活動
12.日本の海岸環境の特徴と現状
13.自然災害からいかにして身を守るか
14.人間活動が自然環境に与えた影響と地球環境の将来
15.定期試験
授業時間外の学習(準備学習など) 中間レポートのための調査と資料収集を行う。
評価方法 定期試験 60%、出席 20%、中間レポート 20%による。
テキスト 特になし。随時プリントを配布する。
その他 地歴の教員免許取得希望者は履修することが望ましい。