11559 環境衛生学
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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3〜 |
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成田 靖子 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 食品衛生学実験 |
授業概要 | 生物であるヒトは環境の中で生きる。健康を維持していくためには安全な水を飲み、良質な食べ物を摂取し、清浄な空気を吸い、体温を調節できる衣をまとい、安全な住まいに住むことが必要である。食べ物においては、安全性がもっとも優先されるべきで、栄養とおいしさという要件はその次になる。食べ物が我々の体内にはいるまでの間には様々な危険が待ち受けている。環境に蓄積された有害物質による汚染、食品としてできあがってから口にするまでの間の微生物による汚染、食品添加物の安全性への疑問などが考えられる。 |
学修目標 | 食品衛生環境をテーマとする。実験形式とし、理論より実践に重きをおき、興味を持って食品の安全性の重要性を認識し、衛生管理の方法を理解することを目標とする。 |
授業計画 | ・講義ではなく実験をおこなう(定員は40人である。)。 ・1コマ90分の授業を2コマ連続して進めるが、毎週開講するのではない。(日程は登録時に発表する)。 ・1日休むと2回休んだことになる。 次のことが可能な人の受講を希望する。 ・極力休まずに出席するつもりの人。 1つの実験を3〜4人でグループを組み2〜3週間にわたって進める。共同作業であるので、欠席はグループ内の人に迷惑をかけるし、本人も授業についていけないと考える。 ・時間内に終わらないこともあるので、授業終了後も時間の余裕がある人。 受講者は化学実験にはなじみがないとして基礎からはじめる。 1 講義 食品衛生学概要 2 化学実験の基礎 実験を安全にすすめる心構え 実験器具の名称と扱い方 実験器具の洗浄法 3・4 食品添加物実験1 市販着色菓子に使われている天然着色料と人工着色料の判別 ろ紙クロマトグラフィー法を用いた使用着色料の分離と同定 製品成分表示と実験結果の検討 5・6 上記実験の続き 7・8 上記実験の続き 9 からだに棲みついている常在細菌・身のまわりの細菌の検出 10 上記実験の続き 11・12 市販ミネラル水の硬度測定 滴定法を用いたカルシウムとマグネシウムの含量(硬度)測定 製品成分表示量から硬度に換算し実験値と比較する 硬度・pH・味との関係検討 13・14 上記実験の続き 15 授業の総括 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 教科書の次回する実験の章を熟読しておくこと |
評価方法 | 受講態度(出席回数も含む)50%、筆記試験50% |
テキスト | 成田靖子著『食のライフサイエンス−食品の安全性を調べる−』実費1000円を徴収する。 |
その他 |