南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3〜
担当者
東田 明 
他の科目との関連 会計学、簿記原理、経営学、環境経済学、地球環境論、環境学概論
他学科履修
副題
授業概要  授業の内容については、下記の学修目標と授業計画で示したとおり、主に企業が行う環境会計を対象とし(自治体の環境会計も可能であれば取り上げる)、企業はなぜ環境会計を利用するのか?、どういった手法が存在するのか?、環境会計を利用した環境経営とは?について学習する。
 授業の方法は、基本的には講義形式である。ただし、教員が一方的に講義するのではなく、随時学生に問いかけることを通じて授業を進める。また全14回の講義の中で、1,000字程度のレポートを3回程度課す予定である(ただし、レポートの回数は状況に応じて変化する)。
学修目標  環境経営に取組む企業において、環境会計がどのような役割を果たすのか。そのために、どのような手法が存在するのか。以上の問題について検討することが、本講義の目的である。そのためには、環境会計手法だけに注目するだけでは充分ではなく、環境会計が開発された、あるいは利用されるコンテクストと併わせて理解する必要がある。
授業計画 1. 企業はなぜ環境経営に取組むのか?
  テキスト第1章を読んでおくこと。
2. 環境経営の要件
  テキスト第1章を読んでおくこと。
3. 環境会計のフレームワーク
  テキスト第2章1〜4節を読んでおくこと。
4. 環境コストの分類
  テキスト第2章5〜10節を読んでおくこと。
5. 環境管理会計の諸手法(1)
  テキスト第3章を読んでおくこと。
6. 環境管理会計の諸手法(2)
  テキスト第8章1〜3節を読んでおくこと。
7. 環境情報開示の論理
  テキスト第8章4〜5節を読んでおくこと。
8. 環境情報開示の制度化の動向
  テキスト第9章1〜3節を読んでおくこと。
9. 外部環境会計
  テキスト第9章4〜6節を読んでおくこと。
10. 環境負荷の経済評価
  テキスト第10章を読んでおくこと。
11. 環境会計と財務会計
  テキスト第12章1〜4節を読んでおくこと。
12. トリプルボトムラインとCSR
  テキスト第12章5〜7節を読んでおくこと。
13. サステナビリティ報告書とCSR会計
  テキスト第11章を読んでおくこと。
14. 社会的責任投資
授業時間外の学習(準備学習など) 【授業計画】欄参照
評価方法 平常点およびレポート(40%)、試験(60%)で評価。
テキスト 國部克彦・伊坪徳宏・水口剛(2007)『環境経営・会計』有斐閣アルマ。
その他  講義は教員だけで行うものではなく、学生と教員の間で作られるものです。したがって、講義の場を乱す行為については厳しく対処します。