科目コード

科 目 名

指定

期 間

単位

年次

担 当 者

10273

キリスト教学

必修

秋学期

市瀬 英昭

【副 題】

日常を意味化すること

【授業概要】

私たちを取りまく日常的なできごとをキリスト教的価値観に照らして再考することを促す。その過程で「自分で考えること」の大切さの実 感、日常の富の豊かさの発見、現実を生きていく時に必要な「ことば」の獲得を目指す

【学修目標】

キリスト教学Iを前提として、聖書のテ キストや他のサブテキストを使用しながら標記の目標の達成を目指す。聖書を扱う場合のプロセスはIの 場合と同様。

【授業計画】

1.導入、日常の意味化ということについて

2.「言葉」という現象 感受性と敏感性、「言文一致?」(山崎正和)

3.マタイ福音書13章、1節 9節:「種まきのたとえ」、たかが言葉、されど言葉

4.「怠惰」の意味、人間的であることの全体性について

5.ルカ福音書11章、38 42節:「もてなし」とは、関わりの次元の違いと関連

6.「習慣」について考える 『習慣の哲学』(稲垣良典)、『星の王子さま』(サン=テグジュペリ)を参考にして

7.ルカ福音書15章、11 32節:「放蕩息子のたとえ」、立ちつくす父

8.キリスト成立の発端 「イエスの復活」をどう理解するか、蘇生と復活の違い

9.イエスの復活の継続としての宗教的活動 『マザーテレサの遺言』(VTR鑑賞)

10.「時間」について 『モモ』(ミヒャエル・エンデ)と聖書からのヒント

11.ルカ福音書1章、26 38節:クリスマス前史、マリアへの告げ、Let it be!

12.マタイ福音書18章、21 34節:赦すことと赦されること、直説法と命令法

13.『クリスマスはいつ?』(VTR 鑑賞) 「望まなければ・・・来ない」

14.強く生きるということと教養の関 連について

15.まとめ:「出会い」ということ、 『我と汝』(マルティン・ブーバー)

16.定期試験

【授業時間外の学習(準備学習等)】

新約聖書の素読

【評価方法】

授業参加度が20%、「ふりかえり」が20%、定期試験が60

【テキスト】

新約聖書(どの版でも可)と担当者配布のプリント