科目コード

科 目 名

指定

期 間

単位

年次

担 当 者

10303

キリスト教学V

必修

春学期

市瀬 英昭

【副 題】

日本文化におけるキリスト教

【授業概要】

宗教は本来、人間が「人間として」共に生きていくときの方向性を示そうとするものである。この授業では、キリスト教学TUの学びを下敷きにしながら、現代日本においてキリスト教がどのような貢献をなし得るかを考えたい。

【学修目標】

このクラスは、講義内容を機械的に暗記する学びではなく、各テーマに関して講義を踏まえて、原則として毎回、各自の意見や感想を文字化すること(「ふりかえり用紙」に記入)が要求される授業である。

【授業計画】

1.日本におけるキリスト教の存在意義、キリスト教の「ことば」とは

2.「お辞儀」と「握手」 縦のつながりと横のつながり

3.「ありがとう」と「デオ・グラチアス」 見えないものへの感受性

4.「さようなら」と「アーメン」 受動と能動の間

5.「すみません」の表と裏 静かなる決意

6.「参りました」の人間学 人間の成長に必要な「畏れと憧れ」

7.「ゆとり」の秘密 所有と存在の関連

8.「癒し」と「救い」の間 内にこもることと外へ向かうこと

9.よい依存と悪い依存 祈りという行為について

10.「時間」を生きること 想起することの力

11.人間の顔をつくるもの 由来と将来

12.日本における「イースター」と「クリスマス」

13.「ミサ」の構造と意味 ミサ曲鑑賞

14.「音楽で見るキリスト教の歴史」(CD

15.日本におけるキリスト教の可能性について

16.定期試験

【授業時間外の学習(準備学習等)】

新約聖書の素読

【評価方法】

授業参加度が20%、「ふりかえり」が20%、定期試験が60

【テキスト】

キリスト教学TUで使用した聖書(どの版でも可)と担当者配布のプリント