南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
吉田 達志
他の科目との関連
履修対象学科
副題  現代世界に於ける日本人の尊厳の条件
授業概要  中西輝政著『日本人としてこれだけは知っておきたいこと』を演習形式で読み、議論する。テーマは、一、戦後の日本人の歪められた自画像、二、あの戦争をどう見るか、三、日本人にとっての天皇、四、日本文明とは何か、である。12の項目について問題提起を行う発表者を決めるので、授業開始初日に、このテキストを買い求め、持参すること。予め全体を通読しておいてほしい。
学修目標  現在の日本人の自画像が歪み、自らの尊厳を貶しめているのは、戦前から戦後にかけての日本人の歴史像の捉え方に原因がある。この原因について多角的な観点から接近し、日本人の尊厳を取り戻す道を探究する。同時に発表と議論を通して、論証能力を涵養することも目標とする。
授業計画  1.青年と学問 2.なぜ日本人は戦前を否定するのか 3.戦後の嘘 4.戦後の悲しき真実 5.戦後60年、覚醒の時 6.日露戦争をどう見るか 7.なぜ大東亜戦争に突入したのか 8.天皇—世界に類なき君主 9.なぜ天皇を必要とするのか 10.天皇を戴いて歩む 11.戦後日本人を呪縛した『菊と刀』 12.独自なる日本文明 13.この国の「心のかたち」 14.総括 15.日本を担う覚悟 16.定期試験
授業時間外の学習(準備学習など) 必ず授業当日の範囲を読んで、積極的に授業に参加すること。
日頃、テレビや新聞などを通して日本の直面する問題に関心をもつこと。
評価方法 定期試験70%、授業参加度30%
テキスト 中西輝政『日本人としてこれだけは知っておきたいこと』(PHP新書)
授業参加希望者は、予め学内の紀伊国屋書店で購入し、一通り読んでおくこと。
その他