南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
大庭 弘継
他の科目との関連
履修対象学科
副題 現代の戦争から人間の尊厳を考える
授業概要 戦争は悲惨である。この事実を誰もが理解しているにもかかわらず、悲劇はなくならない。では悲劇に対し、どう向き合っていけばよいのだろうか?この授業では、戦争や紛争で生じた悲劇を理解するのみならず、悲劇を克服するためになされた努力とその限界を考察し、私たちは悲劇を前に、何ができて何ができないのか一緒に考えていきたいと思います。
学修目標 1 現代世界の戦争にまつわるトピックスを理解すること
2 戦争にまつわる倫理の困難性を理解すること
3 困難な状況での深い思考力を身につけること
授業計画 1.現代の戦争:イントロダクション
2.ホロコーストとジェノサイド条約
3.ベトナム戦争とカンボジア・ジェノサイド
4.ルワンダ・ジェノサイド
5.ボスニア紛争と民族浄化
6.人道的介入の論争とコソボ問題
7.テロリズムと対テロ戦争
8.大量破壊兵器と軍縮
9.人道支援とその逆説
10.アフリカの紛争と子ども兵士問題
11.戦争犯罪と国際法廷
12.平和構築と紛争後の和解
13.日本の戦争責任と論争
14.特攻と強制収容所
  —戦争を自分の問題として考える
15.まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) 関連する書籍、ドキュメンタリー、映画などを事前に紹介するので、履修者は事前に予習すること。
評価方法 授業参加(授業後の感想提出)が50%、レポートが50%
テキスト 特になし。参考文献はその都度紹介する。
その他 凄惨な話が多いため、心臓が弱い方は履修をお控えください。