南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1
担当者
坂本  正
西隈 俊哉
水野 愛子
他の科目との関連 「日本語I」は「日本語II」を履修するための前提科目である
履修対象学科
副題
授業概要  日本語能力が不十分な留学生及び帰国生徒を対象とし、大学での勉学に必要な日本語運用能力を総合的に向上させることを目指すとともに、各人の専攻に対応した専門日本語の基礎力を養う。授業は複数の教員によるオムニバス形式で進められる。
<読解力>
 新聞、雑誌などを使い、多種多様なテーマで記事を読むことによって、日本語の語彙力を養うとともに長文の読解力を伸ばす。また、精読だけでなく、速読の練習も行う。
<文章構成力>
 いろいろな文章を読み、その要旨をまとめたり、書き言葉でよく用いられる表現を学んだり、レポート、論文の書き方を学んだりして、日本語の文章構成力を養う。
<口頭発表力>
 現在日本社会の様々なトピックについて日本語で意見を述べたり、調査を行い収集した資料を整理・分析し、論理的にまとめ、わかりやすくプレゼンテーションしたりして、大学で必要とされる口頭発表力を養う。
学修目標 大学での勉学に必要なバランスのとれた4技能修得とそれらを総合した日本語運用能力をつけることを目標とする。
授業計画 (水野担当)          (西隈担当)
1)オリエンテーション     1)文章の構造、段落の構造の理解
2)作文(1)           2)中心文、指示文の理解
3)表記のしかた        3)アウトライン、論理の構造の理解
4)文体と書きことば      4)定義文の理解
5)作文(2)           5)経過文の理解
6)段落分け          6)比較・対照文の理解
7)作文(3)           7)原因・結果文の理解
8)「は」と「が」       8)従属節の理解
9)作文(4)           9)列挙文の理解
10)テーマを述べる       10)理由文の理解
11)作文(5)           11)筆者の意見を表す文の理解
12)理由・経過を述べる     12)新聞記事を読む
13)作文(6)           13)チラシなど、短い文を読む
14)作文技術の復習       14)映像を読み解く
15)作文の発表         15)まとめと復習、全体の確認
16)定期試験          16)定期試験

(坂本担当)
毎回、基本的な漢字の読み、慣用的な口頭表現の復習、発音、アクセント、イントネーションの練習を短時間行う。
1)オリエンテーション
2)マルチメディア時代の情報、日本社会を語ろう(1)
3)新聞記事等の口頭要約(1)、日本社会を語ろう(2)
4)情報とは何か?日本社会を語ろう(3)
5)新聞記事等の口頭要約(2)、日本社会を語ろう(4)
6)言語による情報の特性、日本社会を語ろう(5)
7)新聞記事等の口頭要約(3)、日本社会を語ろう(6)
8)テクストとレトリック、日本社会を語ろう(7)
9)新聞記事等の口頭要約(4)、日本社会を語ろう(8)
10)思考の道具、日本社会を語ろう(9)
11)新聞記事等の口頭要約(5)、日本社会を語ろう(10)
11)文を創る心構え、日本社会を語ろう(11)
12)新聞記事等の口頭要約(6)、日本社会を語ろう(12)
13)作文を書くコツ、日本社会を語ろう(13)
14)新聞記事等の口頭要約(7)、日本社会を語ろう(14)
15)まとめ
16)口頭試験
授業時間外の学習(準備学習など) 1.授業の前準備として、次回の授業で勉強するところに出て来る漢字や言葉などで、知らないものがあったら、予め調べてくること。
2.新しく出て来た漢字や言葉などを何度も繰り返し、使えるように練習すること。
評価方法 授業貢献度(10%)、レポート(30%)、筆記試験(30%)、口頭試験(30%)によって総合的に評価する。
テキスト (水野担当)
 アカデミック・ジャパニーズ研究会(2001)『大学・大学院留学生の日本語 2.作文編』アルク
 プリント教材を用いる。
(西隈担当)
 アカデミック・ジャパニーズ研究会(2001)『大学・大学院留学生の日本語 1.読解編』アルク
 プリント教材を用いる。
(坂本担当)
 畑山浩昭他(2004)『自己表現の技法 — 文章表現・コミュニケーション・プレゼンテーション』
 実教出版
 プリント教材を用いる。
その他