南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
三木 誠
他の科目との関連
履修対象学科
副題 民族・民俗文化に関する映像人類学
授業概要  現在、世界の様々な国や社会との結びつきなしに、日本は存在しえない状況となっているが、経済面や政治面での相互関係と比較すると、文化面での交流や相互理解は進んでいるとは言い難い。様々なメディアを通して異文化に触れたり、海外旅行や留学、日本に滞在する外国の人々との交流を通して、異文化理解を深めようとする努力もなされているが、そうした動きは限られている上、そのベクトルの多くはいわゆる「先進社会」に向きがちである。この講義では、文化人類学的な視点から、普段我々が目にすることが少ない世界各地の民族文化や日本固有の民俗文化に焦点を当て、映像資料を用いて具体的に解説する。そして、現代における文化というものの意味について考察する。
学修目標  民族社会の現実や、ある社会における特定の風俗・習慣の存在意義について知識を得、偏見にとらわれない異文化理解の視点を養う。
授業計画 1.イントロダクション 文化・民族・民俗
2.婚姻と家族(1)
3.婚姻と家族(2)
4.民族宗教(1)
5.民族宗教(2)
6.エスニック・アイデンティティ
7.「伝統」文化の持続と変化(1)
8.「伝統」文化の持続と変化(2)
9.「伝統」文化の持続と変化(3)
10.「伝統」文化の持続と変化(4)
11.観光と文化(1)
12.観光と文化(2)
13.新たな文化の生成(1)
14.新たな文化の生成(2)
15.まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) 授業の内容と、自分の周囲やニュースの情報等とを比較し、文化や民族といった概念について自分なりの考えを固めること。
評価方法 期末レポートにより評価する。
テキスト 指定せず。毎回プリント資料を配布する。
その他 毎回映像資料の鑑賞があるが、ただ漫然と見るのではなく、重要なポイントはメモするなどの工夫をすること。