南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
中原 聖乃
他の科目との関連
履修対象学科
副題 国際社会とマーシャル諸島を文化人類学で理解する
授業概要  この授業は、「文化人類学を学ぶ」というよりも、むしろ国際社会と地域社会とのかかわりを「文化人類学」という学問を通して理解しよう、というものです。
 そこで、取り上げるのは、アメリカを中心とする現代の国際社会と、オセアニアの小さな島国であるマーシャル諸島です。今から約50年前、マーシャル諸島でアメリカが核実験を行いましたが、その被害は現在まで続いています。この授業ではマーシャル諸島の文化が国際社会、特にアメリカによってどのように変化したのかについて勉強していきます。文化人類学で扱われるトピックのなかから、特にコロニアル・ポストコロニアル、開発人類学、観光人類学、日常的実践について学ぶことができます。
学修目標 海と土地の大切さを知ること
親族関係のあり方と役割を知ること
植民地化のプロセスと特徴を知ること
生活するふつうの人びとと国際社会の関係を知ること
国際政治や国際関係以外にも国際社会を理解する方法があることを知ること
授業計画 1.イントロダクション
2.マーシャル諸島を知る
3.都会の生活と離島の生活
4.親族関係と土地制度
5.核実験と植民地化—アメリカの支配
6.核実験被害—被爆・人体実験・避難生活
7.補償金問題—ポストコロニアル
8.反核団体とのかかわり—NGO活動
9.個人商店からみる生活の変化—社会保障システムの変化
10.土地紛争はなぜ起こるか?
11.近代化をめざす再定住計画—開発
12.被爆の資源化—観光
13.文化からの対処の意義—リスク
14.異文化理解と平和
15.まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) テキストの該当部分を予習として毎回読んでくること。
1.イントロダクション
2.マーシャル諸島を知る
 Q&A
3.都会の生活と離島の生活
 第1章、第2章
4.親族関係と土地制度
 第6章
5.核実験と植民地化—アメリカの支配
 第3章
6.核実験被害—被爆・人体実験・避難生活
 第4章
7.補償金問題—ポストコロニアル
 第1章
8.反核団体とのかかわり—NGO活動
 第5章
9.個人商店からみる生活の変化—社会保障システムの変化
10.土地紛争はなぜ起こるか?
 第6章
11.近代化をめざす再定住計画—開発
12.被爆の資源化—観光
 第4章
13.文化からの対処の意義—リスク
 第6章
14.異文化理解と平和
評価方法 授業貢献度が30%、テストが70%
テキスト なし
その他