南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
真野 倫平
他の科目との関連
履修対象学科
副題 フランス文明入門
授業概要  現代ヨーロッパの社会は、民族移動、宗教、ルネッサンス、地理上の発見、商業の発達、絶対王政、科学・産業・市民革命、政治思想の発展など、様々な革命や革命の結果として成立してきた。本講義は、ヨーロッパを形成してきた社会的、文化的、政治的、経済的要素を包括的あるいは個別的に検討し、ヨーロッパ世界の基本構造を理解することを目指す。
学修目標 フランスの文化と社会に関する基礎知識を学習し、異文化理解のためのさまざまなアプローチの可能性を検討する。
授業計画  フランスはヨーロッパの文化的・政治的中心として、近代以降長らく主導的な役割を果たしてきた。この講義では、そのようなフランスの社会と文化について、さまざまなテーマを選び、なるべく多様な角度から紹介するように努めたい。

1 はじめに:フランス文明入門
2 フランスの歴史(1):百年戦争とジャンヌ・ダルク
3 フランスの歴史(2):フランス革命とナポレオン
4 フランスの歴史(3):第2次世界大戦とドゴール
5 フランスの思想と文学(1):19世紀:ユゴー『レ・ミゼラブル』
6 フランスの思想と文学(2):20世紀:サルトルと実存主義
7 フランスの美術:印象派から現代絵画へ
8 フランスの音楽:ビゼー『カルメン』
9 フランスの演劇:グラン=ギニョル劇
10 フランスの映画:リュミエール兄弟からヌーヴェル・ヴァーグへ
11 パリについて:オスマンと19世紀の都市改造
12 フランスの現代社会(1):移民問題
13 フランスの現代社会(2):家族問題
14 日本とフランス:ジャポニズムの問題
15 まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) 毎回の授業内容について復習し、授業の中で出された「問題」について考察しておくこと。
評価方法 筆記試験。
テキスト 教材はプリントを配付。講義中に参考文献を適宜紹介する。
その他