南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
奥田 太郎
他の科目との関連
履修対象学科
副題 生命を支える多様な生活の倫理を考える
授業概要 生命と倫理の問題と言えば、すぐに「生命倫理」や「医療倫理」が連想されるかもしれない。しかし、本講義では、「生命」の意味をもう少し広く捉えて、「生活」と倫理の様々な問題を取り扱いたい。現代社会における科学技術の進展、社会を動かす組織のあり方の複雑化によって、われわれの多様な生活の場における倫理が新たに問い直されてきている。そこでは、時に人の生き死にが問題となり、時に「いのち」の価値が問題となる。本講義では、そうした現代に生きるわれわれの生活およびそれが支える生命について、医療・医学、環境、ビジネス、情報、スポーツなどの多様な視点から考察する。
学修目標 1.われわれが生活する日常の中に重要な問題が潜んでいることを知り、考える力を身につける。
2.他の人々がどのような考えをもっているのかを聴く力を身につける。
3.自分の考えを他の人々に伝わる形で言葉にする力を身につける。
授業計画 毎回ひとつのテーマを取り扱い、講義時間の最初と最後に参加者各自に問題を考察してもらい意見を聴取する。
1.受講の作法、概論
2.医療情報の倫理(1):電子カルテ
3.医療情報の倫理(2):遺伝子情報
4.医療情報の倫理(3):EBM
5.疫学研究の倫理
6.タバコ問題
7.廃棄物問題
8.働くことの倫理
9.内部告発の倫理
10.宣伝・広告の倫理
11.特許と生命の倫理
12.スポーツの倫理
13.災害の倫理
14.レポート作成と提出
15.レポート返却とまとめ
授業時間外の学習(準備学習など) 日々のニュースをテレビ、ラジオ、新聞、ネットなどでチェックしておくことが望ましい。
レポート試験に備えた自発的学習もしておくとよい。
評価方法 期間後半に出題するレポート試験(100%)によって成績評価する。十分な回数の出席を成績評価の前提とする。
テキスト 特に使用しない。毎回授業内容の要点を記した資料を配布する。
その他 出席を重視する。遅刻厳禁。