南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
西田 佐知子
他の科目との関連
履修対象学科
副題 生物多様性と環境
授業概要  私たちが住む地球は、約40億年の時間を経て1000万種ともいわれる多様な生物を生み出してきた。それらの生物は数が多様なだけではない。虫を罠にかける食虫植物、女王のために一生を捧げるアリ、他の生物を利用し尽くす寄生生物や他を思いやる頭脳を持つヒトまで、生き方も実に多様である。これら生物の多様化に地球環境はどのように影響してきたのだろう?
 また、これら多様な生物の中で、人間は特殊な位置を占め、今や環境に大きな影響を与えている。人間は生物として特殊な存在なのだろうか?人間の影響で、環境はどのように変わるのだろう?
 授業ではこれらの疑問について考えながら、様々な生物の不思議な生活史などを紹介しつつ、生命の多様性と環境の関係について学ぶ。また、地球温暖化など人間による環境破壊についてともに考えていく。
学修目標 地球環境と生物の多様化の歴史について、基本的な知識を身につける。生物の種多様性や生態系について理解する。生物同士や生物と環境の関係について、また、人間による環境に対する影響について、論理的に考察する能力を修得する。
授業計画 1.イントロダクション
2.生物多様性とは?
3.地球の歴史と生物多様性1
4.地球の歴史と生物多様性2
5.多様性をもたらしたもの
6.生物としての人間1−人間とは何か
7.生物としての人間2−徳の起源
8.生物という環境−生態系
9.生物という環境−生物相互作用1
10.生物という環境−生物相互作用2
11.生物という環境−生物相互作用3
12.人間が変える生物多様性1−絶滅
13.人間が変える生物多様性2−侵入種
14.人間が変える生物多様性3−地球温暖化
15.私たちと生物多様性−何をすべきか
授業時間外の学習(準備学習など) 各授業の終わりに次週授業に関連する資料を配布するので、予習として読んでおくこと。
評価方法 定期試験が100%
テキスト 授業に必要な資料を、その都度配布する(予習用資料については[授業時間外の学習]参照)。
その他