南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
籾山 洋介
他の科目との関連
履修対象学科
副題 ことばについての考え方
授業概要  この授業は、主に現代日本語の分析を通して言語学の基本的な考え方を身に付けることを目指す。主なテーマは下記の通りである。
1.言葉一般あるいは日本語に対する世の中でよく見られる意見(「言葉が乱れている」「外来語が多すぎる」など)と、言語学の考え方がどのように違うのかについて検討する。
2.私たちは何のために言葉を使うのか(言葉の働きとは)、人間の言葉は他の動物のコミュニケーションの手段とはどのように違うのかについて考える。
3.言葉の(意味の)基盤としてどのような認知能力(人間の知的・感性的営み一般)が想定できるかついて、比喩表現などに基づき分析する。
4.日本語の多様性(年齢による違い、地域による違い)に注目し、なぜそのような多様性が存在するのかについて考える(特に、「若者言葉」の存在理由についても検討する)。
5.日本語を世界の多数の言語の1つとして見た場合、どのような特徴が見出せるのか、どのような位置付けができるのかについて検討する。
学修目標 現代日本語に関するさまざまな事実に注目することを通して、言語学の基本的な見方・考え方を身に付ける。
授業計画 1〜3.言語学の基本的な考え方
4〜5.人間の言葉の一般的特徴
6〜8.言葉と認知
9〜11.言葉と社会
12〜14.世界の言語と日本語
15.まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) 各授業時間に提示する課題について次週までにやっておくこと。
評価方法 試験(40%)、レポート(30%)、平常点[毎回の授業の際に提出を求める「質問・コメントシート」の内容](30%)
テキスト なし
その他