06726 歴史の諸相3,4
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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1〜4 |
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永井 英治 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 大学文化論 |
授業概要 | 大学は普遍的な指向をもつ一方で、特定の社会と歴史に強く結び付けられた、ひとつの文化である。学生の趣味から、研究機能を持つことによって生じる社会的責務の意識に至るまで、大学であることは、ひとつの様式=文化を生み出している。この授業では、特定の条件の下で形成されてきた大学という文化を、歴史的に分析する。その際、自校史としての南山大学史を意識し、受講生にとってもっとも身近な大学が、近現代の日本の中で理解されることを通して、大学における知的関心の出発点のひとつとする。 |
学修目標 | 1.大学という場で実践されてきた人文社会科学の歴史の中で、新制大学の成立の持つ意味を捉え、その中に自校史を位置付ける。 2.大学で学ぶ学術研究の枠組みが、歴史的に形成されたものであることを認識できるような視野の拡大を目指す。 |
授業計画 | 1.「大学文化」という視点 2.新制大学の出発—「現在」の始まり 3.戦中期の植民地・占領地高等教育 4.人文社会科学における教育・研究の戦後への断続 5.大学での民族学/文化人類学の教育・研究(1) 6.大学での民族学/文化人類学の教育・研究(2) 7.高等教育機関における外国語教育の変化(1) 8.高等教育機関における外国語教育の変化(2) 9.経済学部の成立と社会的受容(1) 10.経済学部の成立と社会的受容(2) 11.経済学部の成立と社会的受容(3) 12.大学の設置母体と大学運営 13.学生運動の叙述 14.戦後高等教育と女性 15.大学史の課題 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 1.大学などの高等教育機関を舞台にした文学作品や映画などに目を通しておく。 2.紹介された文献を読んで、理解を深める。 |
評価方法 | 授業期間中に2度課すレポートが30%、試験が70%で評価する。 |
テキスト | とくになし。授業中に関連する文献を紹介する。 |
その他 |