南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
森田 貴之
他の科目との関連
履修対象学科
副題 古典テキストの近代的変容
授業概要 明治27〜29年にかけ、巌谷小波によって出版された日本昔話の叢書『日本昔噺』から、現在でも著名な「昔話」を選び、分析を行う。その際、原典となった古典作品との比較を行い、近代人巌谷小波が種々の伝説・物語から、何を選び、何を削り、何を加えたのか、その述作の過程を丹念に追い、中世・近世とは異なる近代的意識を探りたい。
学修目標 ・分析的解釈により、作者の思考・意図を考える方法を知る。
・各時代における文学テキストの特色を比較検討する。
・児童文学を通して、近代の日本文化の一端を知る。
授業計画 1.導入
2.〜4.『桃太郎』を読む
5.〜7.『浦島太郎』を読む
8.〜10.『一寸法師』を読む
11.〜13.『猿蟹合戦』を読む
14.〜15.総括
授業時間外の学習(準備学習など) 毎回の講義後に、感想・質問等のコメントの提出を求める。また、作品が長大な場合には事前にプリントを配布し、予習を求めることもある(課題にあてる)。
評価方法 定期試験を実施するが、授業参加度および講義内での課題提出も以下の通り評価に含める。
・定期試験60%
・授業参加度20%
・課題20%
テキスト 講義プリントを配布して進める。
その他