南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
菊池 理夫
他の科目との関連
履修対象学科
副題 近代化と共同体・国家・国際社会
授業概要  テーマ科目「モダンの系譜」の一つとして、近代化は共同体(家族・地域社会)・国家・国際社会との関係をどのように変えたかを考えていきたい。その際、西洋における「共同体(コミュニティ)」「ナショナリズム」「パトリオティズム(愛国心)」「コスモポリタニズム」のような政治概念の歴史的理解から取り組んでいくが、このことは現在の政治・社会状況を理解するためでもある。
学修目標 (1)西洋における「近代化」の意味を理解すること。
(2)西洋では哲学や倫理が実際の政策に影響を与えていることを理解すること。
(3)現在の日本においても西洋の政治概念は影響力があることを理解すること。
授業計画 1.古代・中世における「共同体」の意味
2.近代における「共同体」の意味(イギリス・アメリカ・フランス)
3.近代における「共同体」の意味(ドイツ)
4.近代化と「共同体」「コミュニティ」
5.近代以前の「ナショナリズム」
6.近代以後の「ナショナリズム」
7.現代の「ナショナリズム」
8.近代以前の「パトリオティズム」
9.近代の「パトリオティズム」
10.現代の「パトリオティズム」
11.近代以前の「コスモポリタニズム」
12.近代の「コスモポリタニズム」
13.現代の「コスモポリタニズム」
14.近代化と共同体・国家・国際社会
15.日本における近代化と共同体・国家
授業時間外の学習(準備学習など) 授業後にテキストの該当箇所と配布プリントを読んでおくこと。
評価方法 定期試験によって評価する。
テキスト 古賀敬太編著『政治概念の歴史的展開 第三巻』晃洋書房
その他 現在の政治・社会情勢に関して、新聞などを読み、関心がある学生で、自分の見解を語ることができる学生が望ましい。