07117 文学B2
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選 |
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春学期 |
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2 |
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1〜4 |
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辻本 裕成 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 古典文学作品の形成と享受 |
授業概要 | 日本に限らず、古典作品は、成立時に作者が意図していた読み方とはまったく別の読まれ方、取り上げられ方がされることがしばしばある。それは、後世の思潮や文化のあり方の反映とも言えるし、また逆に、そのような一種の誤読が後世の文化や思潮を形作っていくとも言える。本講義では平安文学の作家や作品を取り上げ、古典文学の享受の諸相について考える。 |
学修目標 | 1 古典文学を専門に学びたい人には古典文学研究入門としての意味を持たせる。 2 古典文学を専門に学ぶ予定のない人には、教養、趣味としての古典文学の面白さに気付いてもらう。 3 人間の想像力の豊かさ、面白さに気付いてもらう。 4 古典和歌の豊かな表現性や、歌人達の数奇な人生に興味を持ってもらう。 5 文学作品の享受を通じて、時代による思考様式の移り変わりを気付いてもらう。 |
授業計画 | 最初に平安文学の作家の実人生、実作品について概説した後、その作家の人生や作品がどのように後代の文学に取り上げられるのかを考える。以下は具体的な計画である。 1 プロローグ 文学作品の享受をめぐる問題の所在 2 和泉式部の作品と人生 3 和泉式部の伝説・説話1 4 和泉式部の伝説・説話2 5 小野小町の作品と人生 6 小野小町の伝説・説話1 7 小野小町の伝説・説話2 8 式子内親王の作品と人生 9 式子内親王の伝説・説話1 10 式子内親王の伝説・説話2、源氏物語の享受(中世以前) 11 源氏物語の享受(宣長以前) 12 源氏物語の享受(宣長) 13 源氏物語の享受(宣長2) 14 源氏物語の享受(近代) 15 補足・まとめ |
授業時間外の学習(準備学習など) | 授業後にはノート・プリントなどを読み返し、どのような話があったのか振り返っておくこと。2回以上連続の話題の授業の前には、前回の話の内容を授業に先立って復習しておくこと。 |
評価方法 | 試験が90%、授業に対する質問・感想が10% |
テキスト | プリントを用意する。 |
その他 | 受講者の質問に答えたりする都合上、上記の授業予定には若干の変更があり得る。 |