07291 科学技術論A
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選 |
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春学期 |
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2 |
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1〜4 |
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鈴木 貴之 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 遺伝子テクノロジーと現代社会 |
授業概要 | DNAの二重らせん構造の解明以降、遺伝子のはたらきにかんして、多くのことが明らかになってきました。われわれの知性の違いや男女の違いなどを理解するうえでも、遺伝子の働きは無視できないように思われます。さらに、現在では、遺伝子操作技術も急速に発達しています。近い将来には、自分の遺伝子を自由に改変して知性や身体能力を高めたり、親が子供の遺伝子を自由に選んだりすることが可能になるかもしれません。では、遺伝子にかんするこれらの科学技術は、われわれの社会にどのような変化をもたらすのでしょうか。そして、そこにはどのような問題があるのでしょうか。この授業では、これらの問題について考えていきます。 |
学修目標 | 1.科学技術の現状と将来の発展の可能性を理解する。 2.科学技術の発展がどのような問題を引き起こすかを理解する。 3.科学技術の本質や、科学技術が人間社会に与える影響についての理解を深める。 |
授業計画 | 1 イントロダクション 2 知能の遺伝学(1):知能とは? 3 知能の遺伝学(2):知能の行動遺伝学 4 『ベル・カーブ』論争 5 反社会性の遺伝学 6 性的志向の遺伝学 7 生まれか育ちか 8 ヒトゲノム計画 9 ゲノム科学と知的所有権 10 遺伝子診断 11 遺伝子治療 12 デザイナー・ベビー 13 優生思想の歴史 14 遺伝子テクノロジーと優生思想 15 まとめ |
授業時間外の学習(準備学習など) | 1.授業の前後に下記のいずれかの本などの該当箇所を読んで、授業内容の理解を深めること。 青野由利『遺伝子問題とはなにか』新曜社、2000年 ディーン・ヘイマー、ピーター・コープランド『遺伝子があなたをそうさせる』草思社、2002年 |
評価方法 | 学期中に提出する小レポートの内容(50%)、学期末試験の成績(50%) |
テキスト | 特定のテキストは使用しませんが、授業の中で参考文献を適宜紹介していきます。 |
その他 | 小レポートの提出方法などについては、HP(http://www.nanzan-u.ac.jp/~takayuki)で確認して下さい。 |