09511 博物館実習1
|
|
通年 | |
|
3 |
|
2〜4 |
|
永井 英治 |
他の科目との関連 | 博物館学I・II・III、教育原論A、視聴覚メディア論、生涯学習論 |
履修対象学科 | 全 |
副題 | |
授業概要 | 博物館の重要な活動である展示は、直接の準備過程だけでなく、資料の収集・整理・保管など、日々の業務の上に成立している。歴史系博物館で扱われる資料は多様であるが、その中には古文書など紙媒体からなる史料も多い。それらは、展示はもちろん整理においても、古文書学や資料の扱いなどに関する知識が不可欠である。しかし、学芸員にとって重要なことは知識や技術だけでなく、資料とそれを利用して実施される展示などの活動に対する意識である。この授業では、大学史料室・人類学博物館の協力を得て、紙媒体の資料整理の基本を修得した上で、人類学博物館の協力により、実際の展示を企画立案し、実施する。展示では、とくに紙媒体の資料を中心に使用することになるので、見学者の理解に資するリーフレットの作成も重視する。 実習にともない、近隣の博物館の見学(交通費は各自負担)を実施し、博物館の業務を実感する機会としたい。また、受講生にはさまざまな機会に博物館を見学し、博物館学芸員に求められる意識の涵養に務めてほしい。 |
学修目標 | 1.資料の取り扱いや整理方法を習得する。 2.展示計画の作成に十分な能力を養う。 3.受講生による展示を実施する。 |
授業計画 | 春学期 1〜3.資料の取り扱いと整理 4〜6.展示企画の立案 7〜9.展示企画の発表と再検討 10〜13.展示資料の調査 14〜15.展示計画の作成 秋学期 1〜5.展示とリーフレットの設計 6〜9.展示とリーフレットの制作 10〜13.展示 14〜15.展示とリーフレットについての相互評価 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 1.南山大学人類学博物館を必ず見学しておく。 2.展示資料・テーマに関する調査を行う。(資料調査については、授業中に説明する)。 |
評価方法 | 授業参加度20%、レポートが30%、展示とリーフレットが50%で評価する。 |
テキスト | 特になし。 |
その他 | 「博物館学I・II」および「博物館学III」の単位取得後に履修すること。 |