南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
大西 誠
他の科目との関連 博物館学I・II・III、博物館実習、教育原論A、生涯学習論。
人文学部共通科目 20081「視聴覚メディア論」と同じ。
履修対象学科
副題 情報化社会と教育メディア
授業概要  情報化社会の特徴の一つを担う視聴覚メディアは、博物館や美術館における展示のあり方や普及の諸活動と密接な関連を持っている。本講義では、学校教育や生涯学習のための一手段として、発達した視聴覚メディアをどのように活用すべきかについて、その基本から応用までを論じる。
学修目標  視聴覚メディアを教育という観点から捉え、その発達の歴史と理念を学び、現在のメディア状況と情報化社会について理解する。また教育についての3つのモデルとメディアの関係を知ることによって視聴覚メディアの活用の意義を学ぶ。さらに近年、注目されているメディアリテラシーやパブリックアクセスなど受け手/利用者の関わり、主体的・能動的な活用について理解する。こうしたことにより、視聴覚メディアを具体的にどのような場面で活用したらについて身につける。
授業計画  講義中心になるが、映像をはじめとする各種の視聴覚メディアの活用方法を具体的に示しながら、視聴覚メディアと教育について考える。本講義では、メディアに取り囲まれて生活しているために、あまりにも日常化して意識されない情報の送り手の意図や影響などにも目を向け、メディアとメッセージの関係を論じる。またアナログからデジタルにいたる視聴覚メディアの変化についても基本から探って行く。
 以下のような項目について各回ごとに講義する。
第1回 オリエンテーション
第2回 メディアとメッセージ
第3回 教育モデルとメディア
第4回 視聴覚メディアの源流と歴史
第5回 学校空間とメディア利用
第6回 アナログからデジタルへ(1)〜静止画〜
第7回 アナログからデジタルへ(2)〜動画〜
第8回 放送と教育ソフト
第9回 生涯学習と視聴覚メディア
第10回 博物館と視聴覚メディア
第11回 インターネットの活用
第12回 視聴覚メディアと著作権
第13回 コンピュータとマルチメディア
第14回 情報モラルとメディアリテラシー
第15回 まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) 1.インターネット等で事前に「視聴覚メディア」とは何か予備知識を得ておくこと。
2.第2週以降の 参考プリントは事前に配布する。上の【授業計画】を参照し、プリントを読んで内容について予習をしておくこと。
評価方法 レポート(60%)、小試験(10%)を基礎点とし、中間リポート(10%)、授業参加度(20%)を加味して採点する。
テキスト なし。参考書等は講義中に示す。
その他 1.私語厳禁。
2.この科目は、遠隔授業科目である。瀬戸キャンパスで受講を希望する場合は、瀬戸キャンパスの科目コード「08521 視聴覚メディア論」で登録すること。