南山大学

 
指定
期間
夏期後半
単位
年次
2〜4
担当者
高橋 晴子
他の科目との関連
履修対象学科
副題 図書館の画像資料を中心として
授業概要  図書館には、画集や絵本など、多くの複製美術・画像資料がある。にもかかわらず、司書課程では、画像資料について学習する科目は用意されていない。また、図書館自体も、画集や絵本を、一般図書と同じような方法でしか、情報加工をおこなっていない。この授業では、これらの欠落を埋めたいと考えている。ライブラリアンとして知っておくべき美術関連の知識をはじめとして、大型本に代表される画像資料の物理的扱いから、そのデータベース化、およびデジタルアーカイブ化を巡る問題に焦点をあててみたい。
学修目標  近年、データのデジタル化が進み、図書館、博物館、美術館(MLA)が連携しつつある。これらの機関のいずれに就職しても困らない知識と、情報加工のノウハウを、画像資料を通して身につけることが第一の目的である。
授業計画 1〜4)画像資料のデータベース化
    1.画像をともなうデータベース作成のための基礎知識を養う。
    2.印刷の原型とも考えられる版画の知識を養う。
    3.テキストと挿絵の関係について、歴史的観点から、さらに情報化の観点から考える。
    4.写真技術および主要なフォトグラファーの知識を養う。
5)手写本
6)木版画
7)銅版画
8)イギリスの挿絵と絵本
9)明治・大正・昭和の挿絵
10)松園、清方の描いた女性像
11)西洋絵画のなかの女性像
12)写真略史
13)写真におけるリアリズム
14)写真家たち−ナダール、ベアトおよびファッション・フォトグラファー
15)データベースの企画
16)試験
授業時間外の学習(準備学習など) 前もってプリントを配布するので、講義の前に該当部分を予習しておくこと。
評価方法 授業への参加度 15%、課題 15%、試験 70%
テキスト プリント配布。
その他