南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2
担当者
柳澤 田実
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題  視覚芸術・宗教に対する生態学的アプローチ
授業概要  視覚芸術や宗教現象、それに関連する哲学・思想に関心を持つ受講者に向けられた演習です。生態学的アプローチとは、芸術制作や宗教的実践を、ヒトという生き物に特有の文化的営為として捉え、考察してゆく方法で、観察と分析をその中心とします。なぜヒトは神や天使などの目に見える形では実在しないイメージを生み出し、そのようなイメージに魅了されたり、崇拝の対象としたりするのか?またそのようなイメージを持つことでなぜヒトは、愛や慈善を実践することができるのか?あるいは宗教が生み出す教会建築や絵画などの人工物がヒトに及ぼす影響など、根本的なテーマに迫るための方法を学習/探求します。芸術作品や映像作品の基本的な分析方法についても学修しますが、それぞれに割く時間配分は、参加者の希望に従って決定します。
学修目標  専門用語や諸概念の把握、論理的な思考方法の習得が目指される。また、テキストを正確に読み、要約する、レポートを正しい形式で書き、レジュメに基づいてプレゼンテーションができるようになるといった基礎学力の習得にも努める。
授業計画 第1回  :イントロダクションと今後の進め方の相談
第2〜5回:作品分析の方法についてのレクチャー+テキスト講読
第6〜15回:各人の研究発表
(回数の配分は変更される可能性があります。)
授業時間外の学習(準備学習など) 教師から個人的指導も受けつつ、自分自身の研究発表の準備を進める。
評価方法 授業参加度30%、プレゼンテーション40%、期末レポート30%
テキスト 初回に講読テキストの候補を持参し、参加者と相談して決めます。展覧会の見学を兼ねたゼミ合宿を行う予定です。
その他