21388 キリスト教倫理学(基礎論B)
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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濱口 吉隆 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | キリスト教的徳論 |
授業概要 | 徳とは何か。徳と倫理の関係から徳の意味について、またキリスト教固有の徳について学ぶ。元来、論理は徳を身につけることと関連しており、有徳な人を理想とする人間形成の課題を論じる。ギリシャ思想を背景とした初代と中世における徳のキリスト教的理解を深め、現代世界における徳の意義を再検討する。例えば、ギリシャの枢要徳(賢明、正義、剛毅、節制の四元徳)のキリスト教的理解を踏まえながら、聖書やキリスト教に固有な対神徳(信仰、希望、愛)や礼拝という宗教的行為における敬神徳について講述する。なお、キリスト教的徳と日本における徳との関連にも道が開かれればと期待している。 |
学修目標 | ギリシャ思想における徳論を基礎にして、どのようにキリスト教的徳論が形成されるかを探究し、人間として生きる意味とキリスト教の信仰と希望と愛の特色を明らかにする。 |
授業計画 | 1−3回:徳とは何かおよび倫理との関係。 4−6回:ギリシャ思想と徳論からキリスト教的徳論へ。 7−8回:ギリシャの枢要徳とそのキリスト教的理解。 9−11回:キリスト教的対神徳。 12−13回:キリスト教の礼拝と敬神徳。 14−15回:聖書における従順、謙遜、忍耐などの諸徳。 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 参考図書を読み、問題点を明らかにしておくこと。 |
評価方法 | 授業への積極的参加40%及び、レポート60%により評価する。 |
テキスト | 講義録を配布し、その都度参考文献を提示する。 |
その他 |