南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
三好 千春
他の科目との関連
他学科履修
副題 ザビエルから現代まで
授業概要  本講義は、1549年、フランシスコ・ザビエルが来日して、日本人が初めてキリスト教に出会った時から、弾圧と迫害の時期を超えて1865年に「復活」し、国家神道下での苦しい時代を経て現代に生きる、日本におけるキリスト教の歴史を概観する。
 重点はカトリック教会であるが、明治以後はプロテスタントやロシア正教会にも目を配り、日本とキリスト教の関係性を考察してみたい。
学修目標 本講義は、日本キリスト教史入門として位置付けられる。したがって、学生には、日本キリスト教史の概観とその特徴、問題点を理解することが求められている。

【講義計画】1 大航海時代
2 イエズス会
3 フランシスコ・ザビエルと日本
4 アレッサンドロ・ヴァリニャーノ
5 日本社会とキリスト教
6 キリスト教弾圧と迫害
7 島原の乱
8 潜伏キリシタン
9 「キリシタンの復活」
10 明治のキリスト教
11 国家とキリスト教
12 戦時下のキリスト教
13 戦後日本とキリスト教
14 現代日本におけるキリスト教
15 まとめ
授業計画
授業時間外の学習(準備学習など) 講義時間中に小テストを行うので、前回の話の内容を事前に復習しておくこと。
評価方法 講義中小テスト40% 期末レポート60%
テキスト 参考図書として、五野井隆史『日本キリスト教史』(吉川弘文館 1990)
その他 受講生数によって授業の展開を変更する可能性がある。少人数の場合は学生による発表をしてもらう予定。その場合の評価基準は、発表30% 期末レポート30%となる。