南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
SOUSA Domingos
他の科目との関連
他学科履修
副題
授業概要 今日私たちは、相互に依存した一つの世界に生きているのであり、私たちの周囲にある他宗教を無視することも排除することも、もはやできないのである。現代世界が直面している重大な問題を解決するために、異なる宗教がお互いに語りかけ、相互に相手から学ぼうとすることは、今や必要になっているのである。本講義は、浄土真宗とキリスト教とを比較し、それらの類似性と相違点を明確にするとともに、諸宗教間の対話が、どの根拠の上に立って、成立するのかを考察する
学修目標 比較思想研究を通して自分の宗教と文化の独自性を保持しながら、他宗教から何かを学び、自分の宗教と文化の理解を深め広げていくことを目指している。
授業計画 1. イントロダクション
2. 宗教理論:体験・表出モデルの宗教
3. 宗教理論:文化的・言語的枠組みとしての宗教
4. 他宗教の理解の可能性
5. 罪と悪の問題(1)
6. 罪と悪の問題(2)
7. 如来回向としての信心
8. 神の恩恵と人間の自由としての信仰
9. 信心・信仰と倫理的実践(1)
10. 信心・信仰と倫理的実践(2)
11. 信心・信仰と歴史(1)
12. 信心・信仰と歴史(2)
13. 諸宗教間の対話(1)
14. 諸宗教間の対話(2)
15. 講義の総括
授業時間外の学習(準備学習など) 授業で配付する資料を事前によく読んでおき、その際に提示した参考文献とその頁数をよく勉強しておくこと。
評価方法 授業参加度と授業態度30%、レポート70%により評価する
テキスト 講義の中で参考文献を紹介する
その他