21426 教会法(各論A)
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選 |
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夏期後半 |
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2 |
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2〜4 |
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濱田 了 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 教会の型化する任務 |
授業概要 | 法律は構成員への義務づけを含むために、しばしば、教会が目指す自由や救いにはそぐわないと誤解されます。しかしカトリック教会は、その基本的構成を明確にし、使命や目標を表明するために法律形式を用いてきました。教会法は、神からの掟を現実社会において実践するために、人間性を理解する努力と失敗の積み重ねによって出来てきたとも言えます。これを概観することによって最も重要な "Ratio Iuris" を察知する眼を養いたいと思います。 |
学修目標 | 今年度は教会法典の第I集「総則」(第1条-第203条)及び第II集「神の民」第1巻「キリスト信者」(第204条-第329条)を概説します。また一般社会、特にローマ法から受けた影響とヨーロッパ文化への寄与にも触れたいと思います。 |
授業計画 | *授業は15週開講されます。 1.教会法とは何か。 2.カトリック教会における法律の存在理由 3.教会法編纂の歴史 4.現行教会法典の編纂 5.第I集総則:教会の法律 6.総則の規定 7.第II集神の民第1巻キリスト信者:教会の成員 8.信徒の義務と権利 9.聖職者の養成 10.教区への入籍 11.聖職者の義務及び権利 12.聖職者身分の喪失 13.高位聖職者会(属人区) 14.キリスト信者の会:通則 15.公的会と私的会 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 「カトリック新教会法典」(有斐閣1993年)の使徒憲章「サクレ・ディシプリーネ・レジェス」および「ラテン語版序文」を各自で読んでおいてください。条文については、授業のために必要な部分を抄訳したり、 プリントしたものを受講者に用意します。 |
評価方法 | 授業参加度が50%、レポートが50% |
テキスト | |
その他 |