22021 人類文化学基礎演習III1
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必 |
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春学期 |
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黒沢 浩 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | モノから歴史や文化を読み取る |
授業概要 | 本学科生は、3・4年次に演習(ゼミ)を履修し、4年次には研究プロジェクト論文(いわゆる卒業論文)を作成しなければなりません。2年次の基礎演習は、そのための準備講座です。各担当教員がそれぞれの専門領域で開講するゼミ形式をとります。 |
学修目標 | 1年次の基礎演習で学んだ技法を応用し、ある特定の学問領域における問題発見法、効果的な発表、議論の仕方、論文(レポート)の書き方などを身につけます。 |
授業計画 | 考古学は、モノを通して人間の過去を再構成し、今日に至るプロセスを説明する学問である。この授業では、そうした考古学とその思考方法への入門編として、人類学博物館にある考古学資料や民族資料を使い、歴史や文化を考えていく思考回路を身につけるためのトレーニングを行う。その方法は様々だが、モノ資料を観察することから始めるのが最も確実な方法である。モノ資料の上には、過去にそれを作り、使い、捨ててきた人間の様々な営みの痕跡が残されている。そうした痕跡を見出す力を養うには、モノ資料そのものを観察する視点を身につける以外にはないからである。 この授業では、以上のような目的に向かうために、次のように進めていくことにする。 1.イントロダクション 2〜14.人類学博物館展示・収蔵資料の調査 ・資料の観察とスケッチ ・資料に関する調べ学習 ・発表 15.まとめ |
授業時間外の学習(準備学習など) | 1.観察する資料に関する事前・事後の調べ学習 2.発表のための準備 |
評価方法 | 授業に取り組む態度30%、授業参加度40%、試験レポート30%で評価する。なお、ほぼ毎回レポートを課す。 |
テキスト | 特にテキストは決めないが、以下の文献を読むことをお薦めする。 佐原真・田中琢『考古学の散歩道』岩波新書、1993年 鶴見良行『東南アジアを知る』岩波新書、1995年 宮本常一『忘れられた日本人』岩波文庫、1984年 |
その他 |