南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2
担当者
鈴木 貴之
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 バイオテクノロジーと社会
授業概要 本学科生は、3・4年次に演習(ゼミ)を履修し、4年次には研究プロジェクト論文(いわゆる卒業論文)を作成しなければなりません。2年次の基礎演習は、そのための準備講座です。各担当教員がそれぞれの専門領域で開講するゼミ形式をとります。
学修目標 1年次の基礎演習で学んだ技法を応用し、ある特定の学問領域における問題発見法、効果的な発表、議論の仕方、論文(レポート)の書き方などを身につけます。
授業計画 今日では、医療技術やバイオテクノロジーの進歩によって、われわれの寿命は伸び、生活は飛躍的に豊かになりました。しかし、人体に関わる科学や技術のなかには、われわれの生活をよりよりものにすると単純には言い切れないようなものも、いろいろとあります。この授業では、生命科学研究の現状をわかりやすく紹介したテキストを手がかりとして、われわれは新しい科学的知識や技術とどう付き合っていけばよいのかという問題について考えていきます。

具体的には、授業の前半はテキストを講読し、後半は、テキストで扱われている4つの主題について、疑問点などについて各自で調査して発表してもらいます。最終的には、それぞれの科学や技術を社会はどのように扱うべきなのかということについて、各自で具体的な方針を考えてもらう予定です。

授業計画:
1.イントロダクション
2.テキスト第1章の講読
3〜4.テキスト第2章の講読
5〜6.テキスト第3章の講読
7.テキスト第4章の講読
8〜15.参加者による発表
授業時間外の学習(準備学習など) 1.初回授業までにテキストに目を通しておく。
2.各自の発表に必要な文献などを探し、目を通す。
評価方法 授業参加度、発表の内容、学期末レポートの内容各3分の1により評価します。
テキスト 青野由利『生命科学の冒険』ちくまプリマ—新書、2007年
その他 授業の概要などについては、HP(http://www.nanzan-u.ac.jp/~takayuki/)も確認してください。