南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
3
担当者
大塚 達朗
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題  考古学・文化人類学による食文化研究
授業概要  共同研究「考古学・文化人類学による食文化研究」を設定し、人類が経験してきた狩猟・採集・漁撈・農耕に関して共同研究とディスカッションを行いながら、受講生に人類が生きてきた環境と人類が築いてきた文化・社会を深く理解できるように指導する。そして、受講生に「人間とは何か」という普遍的な命題について食文化という視点から明確なビジョンを提供する。とくに、実物データを駆使する考古学を通して、600万年前の先史時代食文化から21世紀の現代日本の食文化までというきわめて長いスパンにわたって、食文化の変遷や伝統を習得させることと、東アジア的伝統食(米・雑穀の粒食)と西アジア・ヨーロッパ的伝統食(麦類の粉食)の違いを正しく学ぶことで、21世紀を生きるわたしたち日本人にとって安全な食とは何かという今日的な課題にまで受講生が迫れるように指導することに力点を置く。
学修目標  文字以外のデータや物質資料が人間理解のためにいかに重要であるかを知ること、また、その重要性を理解するためにはダータ利用者側の知識・信条を深めておく必要があることを知ることなどが目標である。
授業計画 春学期
 1.「考古学と文化人類学による食文化研究」の春学期ゼミの概括
 2.チームの編成とチーム活動の説明
 3.基礎文献の輪読(狩猟)
 4.基礎文献の輪読(採集)
 5.基礎文献の輪読(漁労)
 6.基礎文献の輪読(農耕)
 7.レポートの評論
 8.テーマに基づく第1チームの発表
 9.テーマに基づく第2チームの発表
 10.テーマに基づく第3チームの発表
 11.テーマに基づく第4チームの発表
 12.チーム発表のコメンテーターによる評論
 13.個人研究テーマについての設定指南
 14.個人研究テーマの中間発表(第1・2チームの各メンバー)
 15.個人研究テーマの中間発表(第3・4チームの各メンバー)

秋学期
 1.「考古学と文化人類学による食文化研究」の秋学期ゼミの概括
 2.食文化に関する文献の割当て
 3.第1チームのリサーチ発表
 4.第2チームのリサーチ発表
 5.第3チームのリサーチ発表
 6.第4チームのリサーチ発表
 7.食文化に関するこれまでの研究成果の検討
 8.個人研究テーマの相談
 9.個人研究テーマの変更
 10.文献資料検索報告
 11.文献資料検索指南
 12.文献資料検索再報告
 13.引用文献の表記方法説明
 14.卒論の講想発表(第3・4チームの各メンバー)
 15.卒論の構想発表(第1・2チームの各メンバー)
授業時間外の学習(準備学習など) 1.復習すべきことは、授業中に指示する。
2.予習すべきことは、授業中に指示する。
評価方法  授業参加度15%、発表15%、小レポート20%、期末レポート50%で評価する。
テキスト  資料を適宜作成して配布する。
その他