南山大学

 
指定
選必
期間
冬期集中
単位
年次
1・2
担当者
鶴見 英成
他の科目との関連
他学科履修
副題 アンデス考古学の現場から
授業概要   遺された物的証拠から過去の人類の営みを解明するのが考古学である。南米アンデス文明は文字を持たなかったため、研究において考古学の果たすべき役割はき わめて大きい。この授業ではアンデス文明の諸特徴を解説しつつ、それを解明するために考古学者たちが、いかなる目的・戦略のもと、いかに問題に取り組んで きたか、古典的研究から最新の動向まで紹介する。
学修目標  アンデス文明の諸特徴を理解する。また考古学的思考に触れ、問題解決のためにそれをいかに運用するか、思索を深める。
授業計画 1.イントロダクション(アンデス地域の概観)
2.アンデス考古学を取り巻く諸事情(盗掘から国際経済まで)
3.アンデス考古学の始まり
4.歴史学・文化人類学・考古学
5.アンデス文明の起源1(最初のアメリカ人)
6.生業・技術の多様化
7.アンデス文明の起源2(大規模建築の登場)
8.建築・空間利用の多様化
9.神殿遺跡の研究1(発掘調査)
10.神殿遺跡の研究2(分析の視点)
11.遺跡分布と社会像1(踏査)
12.遺跡分布と社会像2(セトルメント考古学)
13.地域間交流1(交易)
14.地域間交流2(ルート網)
15.まとめ:アンデス文明の特徴
授業時間外の学習(準備学習など) アンデスに限らず古代文明の研究書を読み、論点をおさえておくと授業理解の助けになるため、推奨する。
評価方法 授業参加度が40%、小レポートが20%、試験が40%。
小レポートは初日に課題を提示し、最終日に試験とともに回収する。
テキスト  適宜参考文献を指示する。
その他