22306 現代の言語学B
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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斎藤 衛 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 意味とは何か |
授業概要 | 意味の分析に関わる根本的な問題をとりあげ、概説する。そもそも意味とは何なのか。辞書は、語の意味を定義できているのか。語の意味はどのように「文化」を反映しているのか。文の意味は、それを構成する語の意味から導くことができるのか。数式の意味と我々が使用する日本語文の意味は、どのように異なるのか。コミュニケーションにおいては、発話文の意味が伝達されているのか。それとも、「言外の意味」が重要なのか。意味分析の歴史を振り返りながら、こうした問いを検討する。 |
学修目標 | 意味分析の基礎知識を身につけ、思考力、分析力を培う。 |
授業計画 | 1.序:言語学における「意味」の位置付け 2.フレーゲの指示対象と意義(1) 3.フレーゲの指示対象と意義(2) 4.数理論理学における文法と意味(1) 5.数理論理学における文法と意味(2) 6.自然言語の特質 7.指示対象をめぐる諸問題 8.モダリティと可能世界の論理学 9.時制の分析 10.グライスの会話の公理 11.意味とコミュニケーションをめぐって 12.文の統語構造と意味構造(1) 13.文の統語構造と意味構造(2) 14.文の意味と談話情報(1) 15.文の意味と談話情報(2) |
授業時間外の学習(準備学習など) | 復習を欠かさず行うこと。授業の理解を助けるために、数回課題を課す。 |
評価方法 | 課題(50%)、試験(50%)で評価する。 |
テキスト | 必要に応じてプリントを配布する。 |
その他 |