南山大学

 
指定
期間
夏期前半
単位
年次
2〜4
担当者
杉本 星子
他の科目との関連
他学科履修
副題
授業概要 南アジア地域は、冷戦終結後および9.11後の諸国間関係の変化やグローバルな経済変動のもとで、政治・経済・文化のいずれにおいても大きく変化している。本講義では、イギリス植民地統治下における南アジア地域の歴史を理解した上で、インド・パキスタン分離独立以来のカシミール問題、ヒンドゥー教徒とイスラーム教徒のコミュナルな対立、現代インドのカースト問題、スリランカの民族紛争など、現代南アジア諸国がかかえる問題の現状について、文献や映像、新聞・雑誌の記事や政治団体のホームページなどから得られる最新情報を分析することによって考察する。
学修目標 南アジア地域の社会・文化についての理解を深め、現代世界における南アジア諸国と日本の関係を捉える視野を碓得する
授業計画 第1回 インド洋海域と南アジア           第9回 スリランカの民族紛争
第2回 オリエンタリズムと植民地統治        第10回 南アジアのマオイスト運動
第3回 現代インドのカースト問題          第11回 バングラデシュのNGO経済
第4回 ファッションとナショナリズム        第12回 ブータンの文化政策と難民問題
第5回 もう一つの独立運動             第13回 グローバル状況下の南アジア女性問題
第6回 印パ分離独立とカシュミール問題       第14回 環流する人と文化
第7回 インドのコミュナリズム           第15回 9.11以後の南アジア諸国間関係
第8回 現代インドの経済発展と教育
授業時間外の学習(準備学習など)  上の授業計画を参照し、参考となる文献(自由選択)の該当部分を予習したり、新聞の南アジア関連記事を読んでおくことが望ましい。
評価方法 試験と出席点を総合:試験80%・授業参加度20%
テキスト テキストはとくに指定しない。授業中に適宜、参考文献を紹介。
その他