22588 地域の文化と歴史(西アジア)
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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門脇 誠二 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 古代西アジアにおける農耕と都市の発達 |
授業概要 | 農耕牧畜と都市国家の起源地の1つが西アジアであるが、この2つのイベントのあいだにどのような歴史過程が存在したかについて、最新の考古学データを用いながら説明する。農耕が開始された後、社会が少しずつ拡大・複雑化して一線的に都市や文明が生まれたわけではないことが分かっている。最古の農耕社会が実際どのように変化し、都市国家はどのように形成されていったのだろうか。講師が実際に調査した遺跡の紹介を交えながら概観する。 |
学修目標 | 1.古代西アジアと日本との関わりを発見すること。 2.日本という枠組みを超えて人類史という視点を持つこと。 3.文字のない先史時代の人々の生活や社会に関する考古学研究について知ること。 |
授業計画 | 1.日本と西アジアの関係 2.西アジアの地理と環境 3.農耕牧畜とは何か? 4.農耕牧畜はなぜ始まったのか? 5.農耕牧畜の起源をつきとめる 6.農耕社会はどのように形成されたか? 7.初期農耕村落の「崩壊」という問題 8.分散型農耕共同体:レバントとメソポタミアの事例 9.分散型農耕共同体:南コーカサスの事例 10.分散型共同体と交易活動 11.レポートの評価と討論 12.都市の出現 13.都市国家について 14.都市を支えた周辺社会 15.まとめ |
授業時間外の学習(準備学習など) | 授業中に配布する簡単な復習クイズを次の講義までに解いてくること。次回の講義で答え合わせを行います。 |
評価方法 | 授業参加度が20%、レポートが30%、期末試験が50% |
テキスト | 授業時に配布するプリント。参考文献として、西秋良宏・木内智康編(2009年)『農耕と都市の発生』同成社を薦めるが、購入の必要はない。 |
その他 |