南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
渡部 森哉
他の科目との関連 考古学実習I、IIを両方受講することが望ましい。
どちらを先に受講してもかまわない。
他学科履修 不可
副題  遺跡調査、遺物整理の方法
授業概要  人間が過去に活動した物質的痕跡がある場所を「遺跡」と呼ぶ。この実習では、実際に遺跡を訪れ、観察し、遺物を収集する。そして遺物をデータとして整理し、調査報告書を作成する方法を学ぶ。
学修目標  遺跡を見る方法、遺跡で得た情報を学術的なデータとして整理する方法を、頭と体を使って習得する。それに基づき考古学的に議論をする方法を学ぶ。
 考古学では、非常に地味な作業の積み重ねが必要とされる。考古学の記事が、新聞や雑誌に載るまで、大変な時間と労力がかかっていることを理解する。
授業計画 1.イントロダクション
2.遺跡の選定、情報収集(1)
3.遺跡の選定、情報収集(2)
4.遺跡の踏査(1)
5.遺跡の踏査(2)
6.遺物の整理(1)
7.遺物の整理(2)
8.遺物の図面作成(1)
9.遺物の図面作成(2)
10.遺物の図面作成(3)
11.遺物の図面作成(4)
12.遺物の図面作成(5)
13.報告書の作成(1)
14.報告書の作成(2)
15.報告書の作成(3)
授業時間外の学習(準備学習など)  考古学の本、報告書にある、土器や石器などの遺物の図面をよく見て、どのような情報が含まれているか、理解しておくこと。
評価方法  授業参加度が70%、レポートが30%。
テキスト  適宜紹介する。
その他  遺跡の踏査は2011年5月21日(土)〜22日(日)に一泊二日で行う。場所は長野県下伊那郡阿智村の予定である。交通費・宿泊費は自己負担である。交通費(名古屋から阿智村まで)と宿泊費(夕食・朝食付)を合わせて約1万円の予定である。また、現地での交通費が別に約1500円かかる。踏査・遺物整理に必要な文房具も各自で準備してもらう。