南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
3
担当者
土屋 耕治
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 社会心理学研究
授業概要 日常生活の中で、「なぜ?」と感じた疑問に自ら問いかけ、これまでの研究成果を調べながら、調査・実験等を行い、その疑問に対する答えを導き出す研究に取り組む。3年次(心理人間学演習I/II)の年間の取り組みは、研究法の基礎を学びながら、レポートとしてまとめ、研究プロジェクトの一歩を踏み出す。演習では、受講者一人ひとりが自らの問題解決能力を身につけると共に、受講者同士の関係にも意識を向けて取り組むこと。ゼミ合宿などの学生による自主的な企画への参加も期待している(春、夏予定)。
学修目標 心理学的な事象への科学的な研究アプローチを修得することをめざしている。そのために、論文の理解力と批判力を身につけるとともに、受講者一人ひとりが研究計画力とデータ分析力を高め、一つの論文として論述する力の育成をめざしている。
授業計画 春学期には、各個人の関心事に基づき、文献を調べ、これまでの研究論文から学び、自分の研究計画を立てる。秋学期には、質問紙調査や実験を実施、データを分析し、最終的には研究報告書としてまとめることを求める。
年間の授業計画としては、以下の通りである。
心理人間学演習I(春学期)
1.授業のオリエンテーション
2.図書館にて文献検索に関するガイダンス
3.〜9.各自が関心をもった研究論文の紹介とディスカッション
10.〜15.研究計画の立案と発表
心理人間学演習II(秋学期)
1.〜3.研究計画の確定
4.〜9.文献の発表と各自の質問紙調査等の実施
10.〜15.調査データの分析と報告書の作成
授業時間外の学習(準備学習など) 1.自らの研究課題を明確化するために、関連する研究の情報を収集する。
2.関心をもった文献を精読し、まとめる。
3.文献等発表担当になった際には、パワーポイントを活用して、プレゼンテーションの準備をしてくる。
評価方法 授業参加度(20%)、討論への関与度(30%)、および提出された研究報告書(50%)で評価する。
テキスト 授業の展開に合わせて、適宜指示する。
その他 4年生と3年生とのメンタリングという1対1関係を作ることによって、ともに学ぶ関係を促進する。夏・春に行われるゼミ合宿には、全員参加することを期待している。