23311 人間関係プロセス論(グループプロセス)
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選 |
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春学期 |
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3 |
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2〜4 |
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津村 俊充 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | 人間関係の中でも小グループの中で生じる人間関係のダイナミックスを理解する。特にラボラトリー方式の体験学習の実習に参加しながら、グループダイナミックスの理論とグループワークの実際とを統合的に学ぶ。同時に、グループプロセスに働きかける実際的な技能(リーダーシップ能力)の育成を目指す。2コマ続きで行う。 |
学修目標 | ・グループプロセスとは何かを理解することができる。 ・グループプロセスに気づき、意識的にグループやメンバーに働きかける力を身に付ける。 ・フィードバックの授受を通して私を育てると共に、相手の成長に自分を役立てることを体験的に理解し 実践することができるようになる。 |
授業計画 | 次のような流れ(予定)を考えている。 1.体験学習を体験する:問題解決実習と小講義「体験学習とは何か」 2.プロセスとは何かを考える:「プロセスモデル」を考える 3.グループの中で起こるプロセスに気づく:問題解決実習と小講義「プロセスとは」 4.グループの中で起こるプロセスに気づく:小講義「グループの中で何を観るか」:ファシリテーター体験セッション(1) 5.グループの中で起こるプロセスに気づく:小講義「効果的に会議を進めるためのヒント」:ファシリテーター体験セッション(2)・(3) 6.グループの中で起こることに気づく:小講義「タスクプロセスとメインテナンスプロセスへの働きかけとは」ファシリテーター体験セッション(4)・(5) 7.グループの中で起こることに気づく:自分やメンバーの変化・成長を確かめる:ファシリテーター体験セッション(6)&サポートグループセッション 8.グループプロセスを捉える視点を理解する(1):小講義「グループプロセスを観る視点」と実習「POPO」(1) 9.グループプロセスを捉える視点を理解する(2):小講義「観察者と行為者の解釈の違い」と実習「POPO」(2) 10.グループの変革に取り組む:セッション(1)「問題領域の設定」:セッション(2)「現状把握と問題点の明確化」 11.グループの変革に取り組む:セッション(3)「変革目標の設定」:セッション(4)「現状の分析—レヴィンの場の分析—」 12.グループの変革に取り組む:セッション(5)「解決策の提案・検討と決定」:セッション(6)「コンセンサスによるグループ討議」 13.グループの変化・成長を確認する(1):ブレインストーミングによる気づきと学びのリストアップと整理 14.グループの変化・成長を確認する(2):コンセンサス実習とフィードバックセッション 15.グループプロセスに気づき、意識的にメンバーへ働きかける:実習「オブジェづくり」 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 1.前週の体験から学んだことに関するテキストの内容をよく読み、概念的に理解を深めてくること 2.授業に参加するに際し、自分の成長のための課題(行動目標)を明確にしてくること |
評価方法 | グループ活動への参加状況と毎回のジャーナルの提出(20%)、中間レポート(40%)、期末レポート(40%)による評価による。 |
テキスト | 「人間関係トレーニング 第2版」津村・山口編 ナカニシヤ出版、2005 |
その他 |