23331 人間関係トレーニング
|
選 |
|
夏期後半 |
|
2 |
|
2〜4 |
|
中村 和彦 中野 清 グラバア俊子 津村 俊充 土屋 耕治 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | Tグループによる人間関係トレーニング |
授業概要 | 10名程度の受講者と2名の学習促進役の教員とで構成される小グループ(これを「Tグループ」という)を中心的な方法として用いて人間関係トレーニングを行う。「Tグループ」はグループダイナミックスを創始したゲシュタルト心理学者のクルト・レヴィンを中心にして米国で開発された人間関係研究の方法であり、組織管理者、ソーシャルワーカー、教師、カウンセラーなどの養成に必須の体験学習となっている。本科目の実際の学習は、事前事後の学内授業と学外の自然豊かな環境をもつ施設での合宿集中授業の形態で行われる。合宿授業では毎日朝9時から夜9時過ぎまで(食事、休憩・自由時間は適宜とられている)の間、1日3〜4回各90分の「Tグループ」とふりかえりの時間のほか、全グループ合同での「全体会」、および「夜のつどい」の3つの要素プログラムが組み合わされている。中心プログラムである「Tグループ」は特定のテーマを事前に決められていない、非構成的な人と人との話し合いと生の関係の場となっており、これが本授業の主眼である。他のプログラム要素はこれを補足促進するためのものである。 |
学修目標 | この合宿プログラム全体を体験することを通して、グループプロセスについて、リーダーシップについて、自己とは、共感的理解とは、受容とは、人間とは何か、人格的出会いとは何か、などについて体験から気づきを深め、各人の個性に即したありかたで有効な他者との係わり方を発見してゆく。 |
授業計画 | この授業は、学内3回の授業と、学外において5泊6日の合宿形式で行う。日程は下記【その他】を参照すること。 なお、学内授業を合宿前後の3回実施するので必ず出席しなければならない。合宿前は事前学習および行き方の説明を、合宿後はフォローアップを行う。 (1)事前学内:授業案内。体験学習とTグループについて。参加意思確認。徴収金について。 (2)事前学内:合宿参加案内。準備授業。「人を対象とする研究」への同意確認。 =〈学外合宿授業〉= 標準的な各日のプログラム構成はつぎの通り。 〔午前〕 〔午後〕 〔夜〕 第1日: 現地集合。開会・全体会 Tグループ、夜のつどい 第2日: Tグループ (全体会) Tグループ、夜のつどい 第3日: Tグループ (全体会) Tグループ、夜のつどい 第4日: Tグループ (全体会) Tグループ、夜のつどい 第5日: Tグループ 全体会 ---「ふりかえり」--- 夜のつどい 第6日: ふりかえり・閉会。現地解散。 *Tグループ・セッションは全部で12〜14回実施される。 (3)事後学内:合宿での体験と日常での応用体験との関連を検討する。 |
授業時間外の学習(準備学習など) | 合宿授業終了後、各自でレポートを作成し提出する必要がある。 |
評価方法 | 合宿・学内授業への参加(50%)レポート(50%)により評価する。評価はPF方式で行う。 |
テキスト | 津村・山口(編)『人間関係トレーニング—私を育てる教育の人間学的アプローチ—』第2版、ナカニシヤ出版 2005年 |
その他 | ・合宿費用(宿泊費・食費・保険代・諸費)として、38,000円を5月中旬に徴収する。また、交通費が別途5000円程度必要となる。 なお、徴収した費用は、合宿不参加の場合も、原則として払い戻さない。但し一定の条件に該当する場合は費用の一部を払い戻す制度がある。(支払い方法、払い戻し方法の詳細は第1回の学内授業で説明する)。 ・学内授業を合宿前後の3回実施するので必ず出席しなければならない。日程は集中講義科目一覧を参照すること。 学内授業の日程 (1)事前学内授業(1) 5月の平日5限 (2)事前学内授業(2) 7月の平日5限 (3)事後学内授業(3) 10月の土曜1・2限 学外合宿の日程 9月7日(水)〜9月12日(月) 名古屋市民おんたけ休暇村(長野県)で ・学内授業を欠席する場合は、必ずコーディネーターの教員(中村和彦: nakakazu@nanzan-u.ac.jp)に連絡をとって指示を受けること。 ・身体的・心理的問題で通院またはカウンセリングを受けている人は、担当医師・カウンセラーと相談をし、了承を得たうえで登録をしてください。また、その旨をコーディネーター(2011年度は中村)に伝えておくこと。 |