24321 日本文化史概説
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選 |
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秋学期 |
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濱田 琢司 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 日本文化論の系譜から見た日本文化史 |
授業概要 | 文化史というのは、高校での「日本史」や「世界史」では、必ずしも主役にはならない、美術・芸術、思想や慣習、さらには民衆の生活などに焦点を当てた、歴史記述の手法であるといえます。こうした手法で描かれる歴史の一側面は、いわゆる「日本史」や「世界史」においては主役ではありませんが、一方で、こうした側面にこそ、その国や地域の特色が見えるのだと考えることもできます。実際に、これまで、そうした視点からの文化史的アプローチによって、多くの日本論、日本文化論、あるいは文化に注目した日本社会論が描かれてきました。講義では、そうした過去の日本文化論をいくつか振り返りながら、時代時代にどのような文化史が描かれ、そこで日本文化の歴史がどのように扱われたのかを確認します。そうした検討を通して、これまでの日本文化論の系譜を文化史的に検討し、さらに「日本文化史」というアプローチについて概観します。 |
学修目標 | これまでの代表的な日本論・日本文化論について学び、そこで採用されている文化史的な手法について理解を深める。また各時代時代において描かれる、様々な日本文化論を確認することで、そうした日本文化論自体を文化史的な視点から把握できるようにする。 |
授業計画 | 1.文化史における文化とは 2.文化史というアプローチ 3.日本文化論を「文化史」する 4.近代化と日本文化論(1) 5.近代化と日本文化論(2) 6.外国人の描いた日本文化論(1) 7.外国人の描いた日本文化論(2) 8.大正〜昭和初期、都市の文化論(1) 9.大正〜昭和初期、都市の文化論(2) 10.大正〜昭和初期、都市の文化論(3) 11.高度成長の日本文化論(1) 12.高度成長の日本文化論(2) 13.「現代」日本文化論(1) 14.「現代」日本文化論(2) 15.手法としての文化史を考える |
授業時間外の学習(準備学習など) | ・初回講義までに、「文化史」と「日本史/世界史」との違いについて考えておくこと。 ・2回目以降の講義については、毎回、前回の講義内容を再確認しておくこと。 ・事前にテキストを配布し、予習を促す回もある。その折は必ずそれに従うこと。 |
評価方法 | 定期試験が70%、講義中課題が30% |
テキスト | 講義中に適宜指示をします。 |
その他 |