南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
3・4
担当者
福島 崇宏
他の科目との関連
他学科履修
副題 21世紀世界の国際関係のあり方を考える
授業概要 本講義では、国際関係を理解する上で必要な知識(歴史的背景・理論・体制など)を、テレビや新聞で報じられる事件や、過去に起きた歴史的事件などと関連づけながら学習する。 
 21世紀世界は、米ソ2大国が世界の中心であった冷戦期には日の当たらなかった、貧困、人権、テロリストによる破壊活動、中東諸国の相次ぐ政権崩壊による不安定化、地球環境問題などが大きくクローズアップされている。これら一連の現象についてどう捉えればよいのか、ともに考える機会としたい。
学修目標 自らが関心を持つ国際問題について、歴史的背景や国際関係に関する諸理論などを踏まえて表現できるようになる。
授業計画 1.国際関係論を学ぶにあたって(導入)
①国際関係のあゆみ
2.ウェストファリア体制・帝国主義の拡大
3.第一次/第二次世界大戦
4.冷戦期からポスト冷戦期へ
②国際関係の諸理論
5.パワーと国益・対立と協調
6.勢力均衡と同盟
7.国際政治経済・文明の衝突
③国際関係と体制
8.政治体制・外交交渉
9.国際連合と地域機構
10.地域主義の広がり・脱国家主体
④国際関係の諸課題
11.大量破壊兵器(核・生物・化学兵器)の拡散
12.テロリズムの台頭
13.人権と民主主義
14.グローバル化時代の経済活動
15.地球環境問題
授業時間外の学習(準備学習など) ・日頃から国際問題に関する報道に対して関心を持つこと。
・前回の講義を復習した上で次回講義に臨むこと。
評価方法 ・授業の最後に提出する感想票(40%)と、試験期間中におこなうテスト(60%)で評価する。
・講義内容にもとづいて、期末試験で事実と論理性をそなえた解答ができれば合格とする。
テキスト 村田晃嗣ほか編『国際政治学をつかむ』有斐閣、2009年。
その他 ※参考図書は授業中に指示します。