南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
山形 英郎
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 国際法における個人
授業概要 A国とB国の国境線。線と呼べるものは見られない。A国側に、国際A級スナイパーであるゴルゴ13(X:C国国民)が現れ、ライフルから弾丸を一発発射した。B国側にいるY(D国国民)から鮮血が流れ出した。Yの最後であった。さてXを処罰することができるのは、A国であろうか、B国であろうか、C国であろうか、それともD国であろうか。
学修目標 国際法における管轄権、とりわけ人的管轄権について学ぶことを目標とする。
授業計画 第1回 国際的な犯罪発生
第2回 管轄権の基礎(102-103)
第3回 管轄権競合と国家主権(103-104、98-101)
第4回 犯罪人引き渡し(185-187)
第5回 テロ関連条約と引き渡し(188-190)
第6回 外交領事特権免除(90-97)
第7回 国家免除、元首・政府の長、軍隊に対する免除(104-106、88-89)
第8回 国籍と外交的保護権(169-171、254-256)
第9回 外国人の地位、難民(171-174、182-185)
第10回 最恵国待遇、国有化(194-196、200-201、207-211)
第11回 民族自決権、国際人権(74-77、207-208、174-178)
第12回 国内・国際実施措置(179-181)
第13回 国連による人権保障(178-179、181-182)
第14回 国際刑事裁判(190-193)
第15回 個人の法主体性(53-54、59-67)
第16回 定期試験
授業時間外の学習(準備学習など)  授業計画における(かっこ)内の数字は、教科書における該当ページである。事前に熟読しておくこと。教科書の順に講義を行うわけではないので、注意すること。
評価方法 定期試験
テキスト 杉原高嶺編『コンサイス条約集』(三省堂)、松井芳郎他『国際法』(有斐閣Sシリーズ)
その他