南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
奥田 博子
他の科目との関連
他学科履修
副題 コミュニケーション研究
授業概要  原爆の記憶の人類史的意味を批判的に検証してゆくなかで、国境と世代を越えるヒロシマ/ナガサキの普遍化について考える。
学修目標 1.ヒロシマとナガサキは一体何を象徴化ないし神話化してきたのか、批判的に検証する。
2.日本政府やメディアは日本の戦争「被害者意識」を構築するうえでどのように介在してきたのか、を歴史的に考察する。
3.原爆の記憶はどのように戦後の日本社会のなかで受け容れられてきたのだろうか。
授業計画 1.授業紹介
2.なぜ、広島と長崎が原子爆弾の投下目標となったのか?
3.広島と長崎では何が起こったのか?
4.どのように広島と長崎は想起/忘却されてきたのか?
5.広島の再建と復興の道のり
6.長崎の再建と復興の道のり
7.歴史/物語・記憶を保存する—広島平和記念資料館
8.歴史/物語・記憶を保存する—長崎原爆資料館
9.記憶を記念=顕彰化する—広島平和記念式典
10.記憶を記念=顕彰化する—長崎平和祈念式
11.過去と物語・記憶を表象する—新聞報道のなかの広島
12.過去と物語・記憶を表象する—新聞報道のなかの長崎
13.広島と長崎の原爆体験を普遍化する—ヒロシマ/ナガサキという展望
14.歴史教科書のなかの広島と長崎
15.まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) 授業の前準備として、前回出された課題について調べ、配布されたプリントに目を通しておくこと。
評価方法 授業参加度(20%)、定期試験(80%)で評価を行なう。
テキスト 適宜指定およびプリント配布。
その他