南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
武田 悠一
他の科目との関連
他学科履修
副題
授業概要  植民地時代から現代に至るまでのアメリカ文学の歴史を概観する。アメリカ文学について全体的な知識を習得すると同時に、「アメリカ」「文学」「歴史」という概念が、人種、階級、ジェンダーなどの観点から、どのように捉え直されてきたか(また、捉え直されつつあるか)を、具体的なトピックを通じて考える。
学修目標  アメリカ文学についての全体的な知識を習得すると同時に、具体的な作品を取り上げて読みながら、文学作品の分析と批評の基本的な方法を学ぶ一方で、文学を他の文化領域との関連において捉え、文学作品を文化研究的観点から読む視点を習得することを目指す。
授業計画  講義はテキストに沿って進めるが、重要と思われる作品、作家、文学思想を重点的に取り上げて論じる。取り上げる作品の一部を原文(プリントして配布)で読んだり、関連する映画を観たりしながら、個々の作品に対する理解を深めると同時に、それらの作品がどのような文化的・歴史的条件のもとで生み出され、受容されてきたかを文化論的に考察する。
 「アメリカ文学史I」(春学期)では19世紀半ばまでについて講義する予定である。
1)イントロダクション
2)「アメリカ文学史」とは何か
3)アメリカの「発見」とポカホンタス神話
4)ピューリタニズムの精神
5)植民地時代の文学(1)
6)植民地時代の文学(2)
7)印刷術と資本主義(プリント・キャピタリズム)
8)アメリカン・ゴシックの形成(1)
9)アメリカン・ゴシックの形成(2)
10)アメリカン・ルネッサンス
11)ジャンルとジェンダー−エドガー・アラン・ポー
12)過去の読み直し−ナサニエル・ホーソーン
13)ハーマン・メルヴィルのアメリカ
14)アメリカ/文学を読み直す
15)まとめ−補遺、質疑応答
授業時間外の学習(準備学習など) 配布するプリント(授業のレジメと参考文献に関する資料など)を事前に読んでおくこと(第2週以降のプリントは事前に配布する)。
評価方法 定期試験の成績によって評価する。
テキスト プリント(参考文献は授業の中で紹介する)。
その他