南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
小池 康弘
他の科目との関連
他学科履修
副題 現代ラテンアメリカ政治の見方
授業概要 ラテンアメリカ諸国の独立(19世紀初頭)から近年に至るまでのラテンアメリカ政治史、国際関係史を概説し、政治システムの特徴、分析の視点、1990年代から最近までの情勢について講義する。
学修目標 ラテンアメリカの近現代史をマクロ的視点で理解すること、様々な事象について社会科学的視点で因果関係や相互関係を説明できるようにすること、ラテンアメリカを通じて「政治とは何か」を理解し、政治学の一般理論的な考え方とラテンアメリカ政治独特の特徴の両方を学ぶ。
授業計画 1.導入:ラテンアメリカはどのような地域か
2.ラテンアメリカの独立(19世紀初頭)
3.独立後の混乱期(その1:1820s〜1870sの内政)
4.独立後の混乱期(その2:1820s〜1870sの国際関係)
5.一次産品輸出経済体制(1870s〜1929年)
6.中間層の台頭と政治社会変動(メキシコ革命、アルゼンチン急進党政権など)
7.20世紀前半の米国・ラテンアメリカ関係とラテンアメリカのナショナリズム
8.世界恐慌以降のラテンアメリカの政治・経済(1930s〜1960s)
9.キューバ革命とその影響(1)
10.キューバ革命とその影響(2)
11.クーデターと軍事政権
12.民主化と経済危機(1980s)
13.冷戦終結後のラテンアメリカの政治、経済、国際関係
14.近年のラテンアメリカ政治と国際関係をどう見るか
15.まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) 授業において配布するプリントに、読んでおくべきテキストの箇所や参照すべき文献等が記載されているので、授業後の復習として読むことを強く勧める。
評価方法 授業参加度が30%、定期試験が70%(30分以上の遅刻は出席と認められない)
テキスト 松下洋、乗浩子編『ラテンアメリカ 政治と社会』(全面改訂版)、新評論、2004年
その他 その他参考文献は以下の通り。
・国本伊代『概説ラテンアメリカ史』新評論、2001年
・小池康弘編『現代中米・カリブをどう読むか』山川出版社、2008年