南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
真野 倫平
他の科目との関連
他学科履修
副題 フランスの恐怖演劇
授業概要 20世紀初頭に大きな人気を誇ったパリの劇場グラン=ギニョル座の恐怖演劇について解説し、その作品を講読する。劇場の歴史や主要作品を紹介するとともに、当時の文化的な背景についても考察する。
学修目標 フランス演劇に関する基本的知識を身につけると同時に、フランス語で文学作品を読みこなすだけの語学力を習得する。
授業計画 初回の授業で劇場とジャンルについて概説した後、二週目より実際の作品を読み進める。授業は半ば講義・半ば訳読とし、作品の抜粋を訳読しながら、それが作られた時代背景についても解説する。関連資料については適宜紹介する。

1 はじめに
2 ロルド『グドロン博士とプリュム教授の療法』
3 ロルド、ビネ『精神病院の犯罪』
4 ロルド、ボーシュ『緩慢な死の館』
5 ヌヴー、モレー『激烈な欲望』
6 ルナール『死女の愛人』
7 ガラン『血まみれのヒバリ』
8 ルノルマン『灼熱の大地』
9 サヴォワール、マルシャン『死を前にして』
10 エラン、ヴァルクロ、デストク『サボタージュ』
11 グラヴィエ、ルベール『担当外科医』
12 ベルトン『安楽死』
13 オラフ、パロー『狂気の女たち』
14 メレ『サド侯爵』
15 まとめ
授業時間外の学習(準備学習など) テキストは事前に配付するので、履修生は授業前に必ず予習をしておくこと。
評価方法 試験
テキスト Le Grand Guignol, Robert Laffont, Bouquins, 1995(プリントで配付)
その他